田吾作相談員

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SWエゴ

2018年01月23日 | コラム
先日担当した「自立支援研究会」のアンケート結果を見ての雑観

奥が深いというか、人の「支援」に携わる難しさ、複雑さを感じています
私はあくまでも「ケアマネジメント」はソーシャルワークにおける技法のひとつと捉えていますが、
本来、「ケアマネジメント」はそこまで心理的側面に着目しない方が良いかも知れないなぁ、とアンケートを読んで思いました
熱心に考えれば考えるほど主観的ドツボにはまっている気がしてます(自分がね)
そもそも「ケアマネジメント」はもっと客観的事実に着目し、その因果関係からニーズを導きだすもの
だからこそ、そもそもの目的である社会保障費抑制に即効性をもたらすんだろう、と
短期介入も含めて

ただ、日本のケアマネジメントは本場アメリカに比べると、ドライよりも浪花節に偏ったよね、と
要は、人と人の付き合いを重視
これは白澤先生などの思いがあってなのかどうか知りませんが、ある程度、社会福祉士の業務確立に活かしたかったのかも知れません
それはそれでいいと思うんですよ、浪花節で
ただ、「自立支援」と考えた時に、ある意味「支援者主体」「支援者依存」を生んでこなかったか、というと疑問です
だから国もAIに切り込みたいんだろう、と
よりドライに、即効性と短期介入

こうなってくると、途端にケアマネジメントが面白くなくなってくるなぁ
海外では、SWよりも医師、保健師、看護師などの医療職がケアマネを担うってのも納得
見えないものを見たいってのはSWのサガなんでしょう(自己満足的な)