はるらんまん 3人娘と生活…その後

日々思ったこと、感じたことを3人娘の母として...、日記のように適当に書いてます!! 55歳で再婚! 

この世を去る日が近いという事!!

2015-03-20 01:07:56 | ブログ
80をいくらか過ぎた母が

毎晩手がしびれて眠れないと嘆いている。

腰が痛いとも...

病院へ行ったらどちらも加齢のため、だって。

腰は神経がすり減っててどうにもならないけど

手は手術するとちょっとは良くなると言われた。

この前まで膝が痛いって病院に通っていたけど、

今は言わなくなったな

入れ歯が合わなくてモノが食べれんと歯医者に通っている。

「そろそろお迎えが来たかもしれん」と時々言う!!

ま、そろそろだろうな...って周りも思うけど(笑)

「そうだね。そろそろだね!!」と本人に向かっては言えないので

「まだまだ大丈夫だわね」って言うしかない。

ばあちゃん、次女あきには

「じいちゃんがやっと向こうでひとりになって、

うるさいもんがいないから

ゆっくりお酒も飲ようになったのに、今、ばあちゃんに来られたら迷惑だけん。

まだまだ迎えにはこらんよ。」

って言われたって。

なるほどね。上手に言うな

ここ何か月か前から目が遠くを見るような寂しい目に変わった。

不安なんだろうな...と思う。

死んだ後の事を言うようになったと思えば

これから先の生活の心配で

母の生活を支えている借家の収入、

今住んでいる人がいなくなったらどうしようと言ったりする。

その人に出ていくって言われたわけでもないのに...

そろそろ死期が近いっていう事実と

まだまだ生きていけるって思うのと

ゆらゆら心が揺れている。

体が痛くてつらいのも大変だろうな~~と思う。

刻一刻とこの世とお別れの日が迫っているって

寂しい事なんだろうな。

生きている人間がみんなそうなんだけど...

若い時は延々と続くと思われるキツイ人生であんまその日が来るって実感がないからね。

***

私の祖父、

ばあちゃんの父親だけど

80過ぎたとき

そろそろ葬式の写真がいるから撮ってくれって言われて

向けたレンズの向こうに悲しい目をした祖父がいた

シャッターを押すのを躊躇するほど、

潤んだ目で私のずっとずっと向こうを見ている寂しい目だった。

母がその目と同じ目になった。

祖父が亡くなる少し前、

私は祖父の病院で付き添った。

おむつをしてベットで寝ている祖父が急に立ち上がり

「便所に行く」と

10代の私は母に

「おむつをしてるけん、それを換えてあげるだけでいいよ。ベットで立ったら危ないけん見とってね。」

と言われて付き添っていた。

立ってトイレに行こうとする祖父を

「おむつしとるけん、大丈夫だけん。危ないから立ったらいけんよ。」

周りが柵で降りれないようにしてあるベットで立ち上がった祖父を

必死で食い止めた。

「便所に行くって言ってるだけなのに、お前は邪魔するのか!!」と怒鳴られ

言い争っているうちに

「もういい!!」....と



あの時トイレに連れて行ってあげればよかったなって思う。

祖父の尊厳を傷つけたんじゃないかな...

それから生きる力が無くなったんじゃないかなと思ったりする。

***

誰かが亡くなった時、

もっとあ~してあればよかった。

あんなことしなければよかったと後悔する。

父が亡くなった日も

私が読んだ本でガンに効くって書いてあって

爪のところをマッサージしたてあげたせいで吐血したんじゃないかな

思ったりするから、な...

***

遠からずばあちゃんとのお別れの日が来るんだけど

ばあちゃんにかわいがられたふゆ、

ばあちゃんとよくケンカしたあき、

ばあちゃんとよく似た顔のなつ(笑)

みんな大丈夫かな...

突然の別れではなく、ちゃんと気持ちの準備ができるよう

ゆっくりその日を迎えて欲しいとおもう。

どうかボケないで...

きっとまたあ~してあげればよかった

こんなことはしなきゃよかったって思うんだろうけど...

***

人間は弱いからあの世があるって思うのは大事な事だよね?

死んだら何もないって思ったら寂しくて辛くて...

気もちのやり場がないと思う。

じいちゃんが亡くなった時、

ほんとにあの世があるなら何かの形で教えてねって

お願いしたけど、

まだ何も教えてもらってない(笑)

「葬式」も「あの世」も生きてる人間の気持ちの整理のためにあるんだな。

***

手の手術をすると決めたばあちゃん、

手術をして痛みが消えたらいいな。

うまく動けなくなったり、あちこち痛かったり

最後を迎える日まで大変だね。

こっちもできるだけ後悔しないように残り少ない母との日々を

過ごしていこう!!