妖怪くそばばあ！！

母は時々、妖怪くそばばあと化す

***

母が私に

「叔父さん（母の弟）がテレビにＢＳが見られる機械を取り付けて欲しいと言っている」...と。

母の家のテレビには説明書を見ながら

時間がかかったが何とかかんとか取り付けてあげた。

マジに面倒くさかった

今度は叔父さんちのテレビにも付けてくれ、と。

テレビとその機械をつけるだけで大変だったのに、

いろんなテレビ番組を見れる叔父さんちの

いろいろな機械を接続することが私にできる気がしなかったので、

「私はようせんよ」と断っていた

機械に疎い私が付けられる自信もないし、

他の有料のテレビが見れなくなっても困るし....

できればもうそんな面倒なことはしたくないし、

せっかくの休みに何時間もとられ

頭を悩ますのはまっぴらだごめんだと思ってた。

でも....母の家にかかった電話に出れば

叔母さんから「今日は休みかね？あの機械を取り付けてくれんかね」

母の家に行けば「ちょっとちょっとの時間だけん今から行って取り付けてくれんかね」


あんまうるさいので、「またいつか、ね。」「暇があったらね。」とはぐらしていた。

でも、心の隅には今度時間があったら見てあげようと思っていたのだ

いつならいけるかなぁ～～と仕事のカレンダーと自分の予定を考えたりもしてたんだ。


（でも、さ　いくらか払えば業者の人がつけてくれるっていう機械だよ...）

***

昨日、仕事から帰ってご飯を食べていると、

母がやってきて

「次の休みはいつだねじゃあその日に取り付けてくれんかね」

いい加減にしつこくて頭にきた。

やってあげようと思っている時に追討ちをかけられると

嫌になる←子供か

「できんよ、知らんよ」と言ったら

母がキレた

「私がこんなにお世話になっている叔父さんなのに。

　あんたが　やってくれるってとても喜んでいたのに。

　あんたがせんといけん事を叔父さんが代りにやってくれてるのに、私を買い物に連れて行ってくれるとか....。

　私がどれだけあんたたちのことを仏さんにお願いしてるか「事故を起こしませんように」って。

　叔父さんからは年寄をひとりで住まわせて...みんなで住むのが当たり前だって言われてるよ。

　忙しい忙しいって言うけど彼と遊んでばっかりいるくせに。」

仕事が忙しくて疲れて帰っている日に、

休みの日を楽しみに一日一日頑張っている私に

のんびり年金生活の母の言い方に頭にきた

人にものを頼むときって普通....手のあいた時でいいから、時間があるときでいいから....って言うでしょ？

***

「わかった、わかったからもう帰って」

　　　　　　　　*

80にもなる年寄に帰ってとはどういうことだね

　　　　　ここで泣き真似。

いんや、私は帰らん。私がずっとここにいる、もう帰らんて言ったらあんたはどうするね

今までは毎晩叔父さんとこにお風呂に入らせてもらっちょうけど、

これからは毎日あんたんとこにお風呂に入りに来るけん。

　　　　　　　*

　　　　嫌がらせ～～～～(笑)　



母の言い分を聞くたびに、

母親は子供の幸せを祈るもんだという幻想は間違いだとおもうね。

何度裏切られ、何度傷ついたか。

自分の言った「帰れ」と言った言葉に申し訳なかったかなと

思う反面、言われた言葉が何度か頭を回るので、

運転中も考え事をしていて昨日今日と事故りかけた。

仏さんに事故しませんようにって祈られても、

母のせいで精神不安定で事故るってば、さ

げに恐ろしきは妖怪くそばばあ、だ　　

　　　　***

後日...

休みの日に取り付けてあげた。

有料のやつってもともとついてるんだね？ＢＳ...

そりゃ、そ、か。

テレビとつけるだけだから簡単だったけど

設定が面倒だね....。

そこまで言われるほどの事じゃないよな～～