こんばんは!
とうとう明日から駒場祭がスタートします!
というわけで、前回のスカルラッティに引き続き、サンジュレーの記事です。
サンジュレーの「サクソフォーン四重奏曲第一番」ですが。
まずは、曲をお聞きください~。
Copenhagen Saxophone Quartet という海外のプロのカルテットですね。
サンジュレー「Saxカルテット第1番第1楽章」
これは第1楽章だけですが。
宮廷音楽を感じさせるような1楽章
美しい旋律で実に甘美的な2楽章
内なる情熱を感じさせるキレのある3楽章
そして1楽章を想起させるような豊かなハーモニーで魅了する4楽章
で構成されており、どれも聞いていて飽きないアラカルトのような曲です。
この曲は、サクソフォーン四重奏という編成のために書かれた最初の曲だと言われています。
作曲者であるサンジュレーはベルギー出身の作曲家なんですが、同じくベルギー出身であったサクソフォーンの開発者アドルフ・サックスと親交がありました。
そして、サックスに対してアンサンブル曲作りたいから声部増やせと言って、出来たのがソプラノ、テナー、バリトン。
この曲のおかげで、非常に豊かな響きのアンサンブルが出来たといっても過言ではないのです。
本当にクラシカルサクソフォーンにとって実に記念碑的な作品なんですね。
技術的な難易度もそれほど高くはなく、プロアマ問わず多くの四重奏団がこの曲に取り組んでいます。
しかし、観客を魅了する演奏をするのは至難の業・・・
音色がかなり重要な要素になってくる曲です。
吹けるけど聞かせられない曲、という曲が一定数ありますが、この曲もその類の曲ですね。
音源は、キャトル・ロゾー・サクソフォーン・アンサンブルとCopenhagen Saxaphone Quartet、Saxofon Concentus、Clover Saxophone Quartet、東京サクソフォーンソロイスツをもっていますが、どれも個性が出ていて良い演奏ばかりですね。
中でも東京サクソフォーンソロイスツの演奏は群を抜いてますね。
ソプラノが私の大好きな雲井雅人大先生なので、音色がものすごくタイプです!
ソプラノの表現にアルト、テナー、バリトンが完璧に寄り添っていて、これ以上ない演奏として有名(?)ですね。
(ぼくの周囲では)
先日友人にもらったのですが、キャトル・ロゾー・サクソフォーン・アンサンブルの音源も個人的にはものすごく好きです。
響きが非常にソロイスツに近いものがあるので好きなのかもしれません笑
特にアルト、テナー、バリトンの音色の調和度がとてもよくて、心地いいですね。
ソプラノが歌いすぎなのが少し気になるところですが・・・
まあ、個人的な趣向として内声低音の響きが非常に大事であるような気がしています。
全部で4楽章あるので、最後まで神経を使って丁寧に演奏したいと思っています。
あと、退屈しない演奏がしたいですね。長いですから。
最後に、カルテットではないですが、二重奏のすごくいい音源があるので。
これ、すごくサンジュレーっぽさが出ています。
Claude Delangle y Juan Antonio Ramírez - Singelée · Grand Duo Concertant, op.55, I. Risoluto
Claude Delangle y Juan Antonio Ramírez - Singelée · Grand Duo Concertant, op.55, II. Andante
ではでは、明後日はがんばってきますねー。
hona-☆
とうとう明日から駒場祭がスタートします!
というわけで、前回のスカルラッティに引き続き、サンジュレーの記事です。
サンジュレーの「サクソフォーン四重奏曲第一番」ですが。
まずは、曲をお聞きください~。
Copenhagen Saxophone Quartet という海外のプロのカルテットですね。
サンジュレー「Saxカルテット第1番第1楽章」
これは第1楽章だけですが。
宮廷音楽を感じさせるような1楽章
美しい旋律で実に甘美的な2楽章
内なる情熱を感じさせるキレのある3楽章
そして1楽章を想起させるような豊かなハーモニーで魅了する4楽章
で構成されており、どれも聞いていて飽きないアラカルトのような曲です。
この曲は、サクソフォーン四重奏という編成のために書かれた最初の曲だと言われています。
作曲者であるサンジュレーはベルギー出身の作曲家なんですが、同じくベルギー出身であったサクソフォーンの開発者アドルフ・サックスと親交がありました。
そして、サックスに対してアンサンブル曲作りたいから声部増やせと言って、出来たのがソプラノ、テナー、バリトン。
この曲のおかげで、非常に豊かな響きのアンサンブルが出来たといっても過言ではないのです。
本当にクラシカルサクソフォーンにとって実に記念碑的な作品なんですね。
技術的な難易度もそれほど高くはなく、プロアマ問わず多くの四重奏団がこの曲に取り組んでいます。
しかし、観客を魅了する演奏をするのは至難の業・・・
音色がかなり重要な要素になってくる曲です。
吹けるけど聞かせられない曲、という曲が一定数ありますが、この曲もその類の曲ですね。
音源は、キャトル・ロゾー・サクソフォーン・アンサンブルとCopenhagen Saxaphone Quartet、Saxofon Concentus、Clover Saxophone Quartet、東京サクソフォーンソロイスツをもっていますが、どれも個性が出ていて良い演奏ばかりですね。
中でも東京サクソフォーンソロイスツの演奏は群を抜いてますね。
ソプラノが私の大好きな雲井雅人大先生なので、音色がものすごくタイプです!
ソプラノの表現にアルト、テナー、バリトンが完璧に寄り添っていて、これ以上ない演奏として有名(?)ですね。
(ぼくの周囲では)
先日友人にもらったのですが、キャトル・ロゾー・サクソフォーン・アンサンブルの音源も個人的にはものすごく好きです。
響きが非常にソロイスツに近いものがあるので好きなのかもしれません笑
特にアルト、テナー、バリトンの音色の調和度がとてもよくて、心地いいですね。
ソプラノが歌いすぎなのが少し気になるところですが・・・
まあ、個人的な趣向として内声低音の響きが非常に大事であるような気がしています。
全部で4楽章あるので、最後まで神経を使って丁寧に演奏したいと思っています。
あと、退屈しない演奏がしたいですね。長いですから。
最後に、カルテットではないですが、二重奏のすごくいい音源があるので。
これ、すごくサンジュレーっぽさが出ています。
Claude Delangle y Juan Antonio Ramírez - Singelée · Grand Duo Concertant, op.55, I. Risoluto
Claude Delangle y Juan Antonio Ramírez - Singelée · Grand Duo Concertant, op.55, II. Andante
ではでは、明後日はがんばってきますねー。
hona-☆
大学でサクソフォンを勉強している者です。
サンジュレーの解説読ませて頂きました。
今勉強している曲なのでとても関心深かったです。
ありがとうございます。
一つ、ご質問がございます。
サクソフォンのアンサンブル曲を作りたいから声部増やしてほしいとサンジュレーの想いから出来た楽器がソプラノ、テナー、バリトンと記載されてありましたが、こちらはどこで知られたのでしょうか。
何か出典先が御座いましたら教えて頂けると幸いです。
急なご質問、大変申し訳ございません。
宜しく御願い致します。
かなり昔の記事なので記憶も曖昧なのですが、恐らくWikipediaを参照していたと思います。海外のカルテット由来の情報なので、外国の著作かもしれませんね。
せっかくお問合せいただいたのに、お役に立てず申し訳ありません。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%83%90%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%BC
引き続き、覗いていただけますと幸いです。
参考にさせて頂きます。
今後も是非見させて頂きます。
本当にありがとうございました。