K馬日記

映画や美術、小説などの作品鑑賞の感想を徒然なるままに綴っていきます。

『アンダーグラウンド』

2016年03月29日 | 映画
前回に引き続き、クストリッツァ監督の作品で更新です。久しぶりに最高の映画体験をしました、というのが1995年にカンヌでパルムドールを受賞した『アンダーグラウンド』です。個人的に人生のベスト5に入る作品です! <Story> 1941年、ナチスに侵攻されたセルビア。パルチザンのマルコ(ミキ・マノイロヴィッチ)は地下室に弟のイヴァン(スラヴコ・スティマチ)や仲間のクロ(ラザル・リスト . . . Read more

『ジプシーのとき』

2016年03月26日 | 映画
最近疲労の蓄積でしんどいただけーまです。全然運動できていません。 今回も映画の更新です。エミール・クストリッツァ監督の作品を初鑑賞。全然知らない監督だったんですが、先月恵比寿で「ウンザ!ウンザ!クストリッツァ!」という特集をやっていたので、代表作の『ジプシーのとき』と『アンダーグラウンド』を観ました。今回は『ジプシーのとき』で更新です。 <Story> 旧ユーゴのジプシー村。粗 . . . Read more

『ビューティー・インサイド』

2016年03月22日 | 映画
花粉症の人には辛い時期になってきましたね。目が痒くてしょうがないただけーまです。 更新の遅さに定評がありますが、今回はパク・ジョンヨル監督の『ビューティー・インサイド』です。 <Story> 家具デザイナーのウジンは18歳のときから目覚めると心以外の姿、性別、国籍等の全てが変わるようになってしまった。男、女、老人、子ども、外国人…。人に会う仕事ができないため、才能とインターネッ . . . Read more

『白ゆき姫殺人事件』

2016年03月20日 | 映画
九州で桜の開花したそうですね。去年新宿御苑の桜で単独花見を敢行したことが思い出されます。 中村義洋監督の『白ゆき姫殺人事件』を観ました。湊かなえ原作なので観たいなーとは思っていたのですが、リバイバルも無さそうだし、だからと言って借りるほどの熱はない…そこでAmazon Prime!なかなか良い作品が揃ってます。 湊かなえさん原作であれば、個人的には中島哲也監督の『告白』の方が好みでした。元 . . . Read more

桜庭一樹『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』

2016年03月16日 | 文学
おはようございます。ようやく暖かくなってきましたね。落ち着いたら誰かお花見でも行きましょう。 桜庭一樹さんの『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』を読みました。 映画化された桜庭一樹さんの『私の男』は観ましたが、小説は初めて読みます。こういう口語調のライトな小説を読むのは久しぶりでしたが、扱っているテーマが重く心にずっしりくる内容。救えない結末がなんとも哀しい物語ですが、横行している児童虐待の問 . . . Read more

『ナイトクローラー』

2016年03月10日 | 映画
こんばんは。弟妹と同棲するという「海町diary」のような(?)生活をしているただけーまです。部屋が広すぎて3人とも困惑しています。 さて、今回はダン・ギルロイ監督の『ナイトクローラー』です。脚本家としては何本か書いているようですが、監督としては初の作品。初作品とは思えないほどの展開とカメラワークで魅入ってしまいました。 <Story> 学歴もコネもなく、仕事にあぶれたルー(ジ . . . Read more

本谷有希子『異類婚姻譚』

2016年03月09日 | 文学
おはようございます。東京都で一番治安の良い区から一番悪い区に引越してカルチャーショックを受けているただけーまです。 久しぶりに文学の更新ということで、本谷有希子さんの『異類婚姻譚』の感想を書かせていただきます。 第154回芥川賞を受賞した本作。タイトルのインパクトもそうですが、物語の構成も最近の芥川賞とは一線を画す、夫が人外に成っていくという奇妙な物語です。『聊斎志異』を彷彿とさせる奇譚設定 . . . Read more

『マイ・インターン』

2016年03月03日 | 映画
花粉が舞う季節、マスクが手放せないただけーまです。連日妹の大学受験の成功を祈りまくっています。 今回はちょっと前に話題になりました今をときめく女優アン・ハサウェイ主演、ナンシー・マイヤーズ監督の『マイ・インターン』です。 <Story> 華やかなファッション業界で成功し、結婚してプライベートも充実、現代女性の理想の人生を送るジュールズ。そんな彼女の部下にシニア・インターンである . . . Read more

絵画のゆくえ2016 FACE受賞作家展

2016年03月01日 | 美術
こんばんは。もう3月になってしまいましたね。2016年の〇〇分の1が終わる~なんてつまらないことを言う前にその日その日を悔いなく生きていきたいです。 今回も会期が終わってしまった美術展ですが、選抜奨励展の頃から通いつめているFACE展の受賞作家展「絵画のゆくえ2016 FACE受賞作家展」に行ってまいりました。 過去にFACE展に出展された作品展なので観たことある作品もありましたが、気になっ . . . Read more