K馬日記

映画や美術、小説などの作品鑑賞の感想を徒然なるままに綴っていきます。

ミハル・アヴィアド『ワーキング・ウーマン』

2018年12月23日 | 映画
前々回より続くTIFF2018オススメ作品紹介です。一応、今回で個人的ベスト3の紹介が終わるので、今年のTIFF投稿は今回で終わりです。 《Story》 夫と3人の子どもと暮らすオルナは、夫の始めたレストランがなかなか軌道に乗らず、苦しい家計を助けるために建築関係のオフィスで働くことになる。しかし、有能な彼女を気に入った雇い主から執拗なセクハラを受けるようになり、ついにパリ出張の夜に耐えが . . . Read more

アディルハン・イェルジャノフ『世界の優しき無関心』

2018年12月20日 | 映画
少し時間が空いてしまいましたが、TIFF作品紹介第2弾です。今回はカザフスタン出身のアディルハン・イェルジャノフ監督の『世界の優しき無関心』です。 《Story》 美しい自然に囲まれた屋敷に暮らすサルタナットの父親が亡くなる。多額の借金が残され、このままでは家が没落してしまう。 都会に住む叔父に肩代わりを頼むべく、サルタナットは自分の身が引き換えとなる覚悟を抱いて家を出る。強靭で心優しい使用 . . . Read more

パールフィ・ジョルジ『His Master's Voice』

2018年12月09日 | 映画
というわけで、今後3回東京国際映画祭の詳説です。最も面白かったパールフィ・ジョルジの『His Master's Voice』から。 ハンガリーに暮らすペーテルは、アメリカで起きた謎めいた事故のドキュメンタリーの中で自分の父親を見つけたような気がした。 父親は70年代に共産主義政権下のハンガリーから亡命し、以来、消息を絶っていた。父を探しにアメリカに向かったペーテルの前に、米軍の陰謀が立ちはだ . . . Read more

第31回東京国際映画祭まとめ

2018年12月04日 | 映画
ご無沙汰しております。忙しくもないのになぜか筆不精となっておりました。 仕事は閑散期のため秋は芸術の秋!ということで映画祭に参戦しまくりましたのでそのレポートをいたします。 今年は12本鑑賞。去年は有給取り消しや休日出勤等でほとんど観られなかった悔しさもあり、今年はがんばりました。 今年観たラインナップは以下の通り。 フルーツ・チャン『三人の夫』 リウ・ハオ『詩人』 アディルハン・イェル . . . Read more