ある男 2023年11月19日 | 文学 最近映画ばかりなのでたまには小説でも、ということで平野啓一郎の『ある男』のご紹介です。丁度先日同氏の『本心』を読了いたしまして、せっかくなら平野啓一郎のヒューマニズム三部作の感想は書こうじゃないかと思い至ったわけです。弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。宮崎に住んでいる里枝には2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取って14 . . . Read more