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K馬日記

映画や美術、小説などの作品鑑賞の感想を徒然なるままに綴っていきます。

ナマバルガスリョサ!

2011年06月23日 | 文学
って。

なんか呪文みたいですね^^

あまりの暑さに浅草を甚平姿で闊歩してしまったただけーまです。

いや、まじ暑いです。


というわけで、今日の内容は。
講演会に行ってきましたよ、と。

いうお話です。

な、な、な、ななななんと!!!

ノーベル文学賞作家のマリオ・バルガス・リョサ大先生に会ってまいりました!

テーマは「文学への情熱ともう1つの現実の創造」ということで。
リョサ大先生の熱い文学理念をありがたく拝聴してきました!

未熟ながらも作家をめざしていた私の耳に響く素晴らしい講演でございました;;

いやあ、生きる歴史と対談してきたという感じ。

そこらの芸能人にはない、絶対的オーラといいますか。

もう、言葉には言い表せないくらい感動しました。

時空間を越境する、文学の無限のコミュニケーションの可能性。
不満足を代弁する文学としての、もう1つの現実の創出。

きっぱり正しい、というわけではぼくはないと思うけれど。

彼の発する一言一言の重さには、十分説得力に足る何かがありました。



「わたしたちには言葉がある。」


なんか、この言葉がすごく胸を打って。
もう、どうしようもないくらい。

すごいとしか思えなくて。


そう。

私たちには言葉があって。

それを紡いで生きてきて。

それを使ってつながって。

それでもって真実が著されるんですよね。

すべてのものが言葉によって支配されている、なんてソシュール的な考えはしていないけれど。

言葉ってすごいなって改めて思った。

文学は暴力に抗する手段だと、リョサ先生はおっしゃっていて。

そう、ペンは剣よりも強し、なんですね。


やっぱり。

ジャーナリストになりたい。

今日という日が、何か大きな転機というか。

ジャーナリストへの強い希求への契機となった気がします。


はー・・・

良かった!!


hona-☆

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