K馬日記

映画や美術、小説などの作品鑑賞の感想を徒然なるままに綴っていきます。

ヒミズ、ダダイスム的な

2012年02月16日 | 映画
こんばんはー。
鬼のようなESラッシュを乗り切り、今日は楽器の練習までできました!
最近ようやく気持ちも上向きそうです。多分。勘違いじゃなければ。

えーっと、映画のレビュー的なさむしんぐです。
弟を始めとして、ぼくの周りで評価が高かったうえに、
主演の2人がヴェネチア国際映画祭でどえらい賞を獲ったとかなんとかで。
行って参りました、園子恩監督の「ヒミズ」

結論から言ってしまうと、すごく面白いです。
息をつかさぬ展開の上手さと、巧みなサウンド使用。
そして何より主演2人の演技力・・・!!
完全に映画に没入してしまいました。

そしてとても破壊的な映画。
バイオレンスシーンは当然、モノは壊すわ、体にペンキぬるわ・・・
なんか、ダダっぽいなというのが感想。
ダダは2つの世界大戦と密接に関わってきているものだけど、
この映画が東日本大震災と密接に関わっているとしたらこうした破壊的手法を用いたのも、似たような駆動力があったからなのではないでしょうか。

こんな理屈っぽいこと言う男って嫌だよね。
おれも嫌だもんwww


「ポニョは子供を生みたくない女性の心理が反映されているんだよー。(ドヤァ」

「へーそうなんだー。じゃあ私たちは家に帰って一緒にぽにょぽにょしようか。」


ザワ…ザワ……


こんな嫁さんがほしいね。←

理屈をそれとなく受け流してくれる感じ。
もう少し純粋に映画を見ることに立ち戻らせてくれる的な。

とりあえずまあぽにょぽにょしてくれればおk


おwwれwwしwwねwww


とまあ、やいのやいの言うとりますが。
純粋に最近おもしろいなと思っているのが、親殺しの美学ね。
※全然ぼくはそんな暗黒な感情持ってないからね!

最近、息子が親を殺すというシーンを見ることが多く、そこに美的な性質を感じるんですよね。
そこにおける心理的葛藤がいいのかもしれません。
今作でもなかなかいい親殺しのシーンがありました。

殺したいけど、殺せないという主人公の葛藤。
殺せない自分に対する怒りと悔しさ。
主人公は何か人間にとって大事なものを乗り越えていきます。
そして至る親殺し・・・
そこが美しいと。
赤い鮮血や死の到来した静寂さなども美しいと感じてしまいます。

映画の力すげえ・・・


あと、表現がすごいわかりやすかったです。
様々なメッセージがつまってたんですが、その表現が割とわかりやすい。
象徴的なシーンもそんななかったような・・・
でも、このぐらいわかりやすい方がやっぱりテンポよく見れて面白いですね。
まあどっちをとるかという問題だと思いますけど・・・

いやー、久しぶりに面白い映画みました!
「ツリーオブライフ」以来かもな、映画館行ったの笑
もっと行きたいなーやっぱ映画って素晴らしい。
悪い映画は行って後悔するけどねwww

しっかり見極めて映画館に行ってみたいどす。


「ゲド戦記は原作はもっと深い話だから、これはいわゆる原作レイプってやつだな(ドヤァ」

「へーそうなんだー。じゃあ私たちは家に帰って一緒にゲドゲドしようか。」


キイヤアアアアアアアア


こんな嫁さんも困りもんだな!


hona-☆

最新の画像もっと見る

2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2012-02-22 14:00:49
これじゃただのタダイズムやないかーい!(ドヤァ
返信する
Unknown (K馬)
2012-02-23 08:57:45
ダダイスム的な要素もあるんじゃねってことだす。
返信する

post a comment