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taesanの周りに起こること・感じること

ナツとのこと

2010-11-12 00:20:56 | 日記
もうすぐかな・・・・
おわかれは・・・

そうなったら悲しすぎて書けないから
今のうちに書いておく

今回留守にしている間にすっかり弱った

今迄はおしっこやうんちに行きたいときはクルクル廻るけど立ちあがて玄関に行こうとした
もう起き上がることが困難なようだ

タオルを巻いて腰を上げてやるとやっと立てる
首輪にりーそをつけ行く方向に少し引っ張るとそちらへ歩く

今日は公園でおしっこもしたし
帰りつき家の前でうんちも頑張ってしようとした
でも自力ではでなくて少し手伝ってやった

この子が来たのは11年前の暑い夏の日
数日近くの路地をうろうろしてたがとうとう裏の駐車場で死んだように眠っていた

お盆が近かったので殺生は嫌だなあ・・と思っていた

2匹いる犬たちが裏の駐車場に向かって夜もわんわん吠えるので結局
我が家の庭先においてやることに決めた

当時いた夫は極端に反対していたが・・・昔飼っていた犬によく似ていたようだ

外で買い始めてわかったことは
朝5時ころに散歩へ行きたいと大きな声で吠える

声が聞こえてあわてて用意をして出るまで5分か10分
その間に1階の両親の電話に無言電話がかかるようになった
母が出ると切れる
当時母は圧迫骨折で背中が痛くほとんど寝返りもできないような状態だった
その母がやっと受話器を取ると何も言わずに切られるのだった

母は父の仕事上嫌がらせの電話などで慣れていたせいかそのような態度には平気だった
ただ・・背中が痛く苦しんでいた

度とで買っていたが電話のこともあり
玄関→二階と中に入りナツも部屋の中のいぬなった

そうこうしている間に10月になり
夏に来たからナツと名付けられたこは
4匹子供を産んだ

祭りの朝のこと
静かであまりに静かで
あ!しんでしまったんか?!
と思ったほど・・・・・

あわててみると
かわいい子犬が3匹

上手に一人でお産をしたんだ
後産も汚れも何もない

新聞紙を山のように細かくしておいてやったのをきれいに巣つくりし
その中でうまく産んだようだった

よっくやったね。と
普段やらない牛乳をやって
他の2匹を散歩に連れて出た

帰ってきて様子を見ると
新聞の中から真っ黒な4匹目を加えて出して見せてくれた

その子も掌に乗るほど

ナツの子育ては最高だった
現代の母親に見せるためにビデオにでもとておけばよかったと思うくらいだ

お乳を飲んでいる4匹目のうち
一匹をタコ焼きをひっくり返すようひっくり返す

おしっことうんちのところをなめる
またタコ焼きを日繰り返すように戻す

端から順番に4匹
そしてまたはじめっから同じことをする

ナツを散歩に連れて行こうとしたが
さーっと裏でおしっこをじゃーっとしたら

一目散に家に帰ろうとし帰る

そして子犬に乳をやる

乳の間隔が長くなると同じように
散歩も長くなった

離乳食も始まり
貰い手を探す時期になった
2月

1匹がもらわれた
ナツはそわそわして探した

2匹目の時もぐるぐる家の中を探した

3匹目も

4匹目は戻したので風呂に入れきれいにしてやった
匂いが付いているのか風呂場を何度も何度も探していた

子供たちがもらわれて
乳も小さくなったが
その後2年ほど子小型犬を見て近づくとお尻などを点検し
そのあとお乳が張ってでるほどだった。

乳がんを持っていたので手術するのにそれが収まらないとできないとのことで
出産後2年半程して手術した

お乳も一つとり
子宮も避妊のためにとることにしたが
開腹してみると卵巣脳腫もあり卵巣もとった

手術に立ち会い・・・
麻酔が覚めたころ迎えに行った

術後は今までと違い飛び跳ね元気いっぱい
どの犬とも仲良しで優しい大人いい子だった

一番は私が困ったときによく助けてくれた
怒鳴り散らしが始まると
大きな声で吠えはじめ
息子たちが散歩に連れて出ようとでしてもびくとも踏ん張っていこうとしなかった

仕方がないので息子たちが
お母さんがいかんといかへんで
はよーーいかんと

と散歩に行くようにしてくれた
出かけるとそんな日に限って1時間ほドンドン遠くへ歩くナツ

きっと恩返ししてくれていたんだと思う
5匹の命の分を

あれから11年

苦楽を共にしてくれた

抱こうとしても抱けない
抱かれたことがなかったんだろう

車の助手席に上手に乗った
前足をダッシュボードの上へチョンと揃えて

ソフトバンクのお父さん犬みたいに

去年夏を越せるか心配した
冬を越せるか・・春になり

今年は暑い夏をよく越した
でもクルクル回り徘徊のように・・
目も早くから白内障で見えないようだった
耳も聞こえにくい

軽くなった
抱けるようになった

もう何も見えないようだ

餌を近づけるとパッと起き上がっていたが
今はもう起き上がれないようだ

私が正座しそこにナツの腹を乗せるような形で支えてやりながらの食事

タオルをおなかに回して歩く感覚を思い出すように
公園までゆっくりゆっくり歩いた

元気な時は走って30秒

5分はかかったのではないか・・・・

ついて離すと寝転んでしまった

ナツといつかはわかれる日が来る
そう文章を打っただけで
目頭が熱くなる

感謝している
心をずっと支えてくれていた

恐怖の中から私を連れ出し
助けてくれていた

できるだけのことはしてやりたいと思う

留守の時に散歩を頼むKさんも
タオルで補助するように何か作ろうかと思ってみたり
お風呂に入れてやろうかと思ってくれたり

夏に家からいなくなった時も
すぐに拾われおうちにいれてもらい
その夜の豪雨もまぬがれた

人徳ならぬ犬徳があるのだろう

今言っておかなくちゃ
本当にありがと
いっぱい幸せくれたね
感謝しているよ

だいすきだよナツ

少し休んでまた来た道をゆっくりゆっくり家へ
疲れたのかぐっすり呼吸をして休んでいる





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