Taga_castillo

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SS-40(7MHz受信機)の製作

2012-12-29 17:29:05 | Ham(RX,TX,Ant)
CQ誌の2012年3月号に、JH0CCKの広井さんの記事「7MHz-CW受信機キット『SS-40』の製作」が掲載されていました。おもしろそうだったので、以下のHPよりさっそく注文しました。
http://www.wa0itp.com
http://www.4sqrp.com/SS40.php

HPには広井さんの翻訳による日本文の組立説明書もあり、製作もそう難しくなさそうです。ただ、ケースは自分で選択する必要があり、広井さんはリードの"PS-3"を使っています。大きさが160x70x130mmと若干高さがあるのが気になったので、もう少し高さが抑えられないか考えてみました。
上記HPに掲載されているオリジナルを見てみると、以下のようにVXO用とAF用のVR、そしてアンテナ用のBNCコネクタ、ミュート用とイアホン用のジャックがプリント基板に直結されフロントパネルに出ており、リアパネルには電源ジャックがあります。



プリント基板の下側にBNCコネクタ、そしてミュート用とイアホン用のジャックを直接半田付けする構造となっているので、どうしても高さが必要なようです。この基板の下側にあるコネクタ類を基板の上側に置くようにすれば解決することが分かったので、Sメータ回路を付加することも考えタカチの"YM-180" (180x40x130mm)を選びました。BNCコネクタ、ミュート用ジャックをリアパネルに置き、Sメータ、PLランプ、電源SWをフロントパネルに追加し、以下のような配置になっています。



製作してうまく行かなかった点が1つあります。VXOはX-talが3個並列に接続されていてバラクタ(パリキャップ)への供給電圧の変化で周波数を変化させますが、X-talのケースをアースに落とすためリード線を半田付けしたところ発振しなくなってしまいました。あれこれとやってみて、X-talを2個にしたところ発振はしたものの受信周波数範囲が高くなっていました。VXO用のコイルL9(5.6μH)を別に巻き直すことで受信周波数範囲を6998~7030kHzとすることができましたが、VRの回転角に対する周波数変化の直線性は実現できませんでした。低い方と高い方の周波数で、回転角の変化に対する周波数変化が少なくなっています。
実際に7MHzをワッチしてみると、ノイズが極めて少なく弱い信号でも明瞭に入感しています。

[参考資料、検討事項]
1.SS-40受信機組立説明書
2.SS-40ReceiverV1.0H-Routed
3.ケースの高さを抑える方法と配置

野良猫対策用発振器、AC-SW

2012-12-25 11:55:27 | 電子工作
野良猫が来て困っているので、猫を追い出すため、センサー付の16kHz発振器とAC100Vのスイッチを作ってみました。
16kHz発振器はアンプで増幅し大音量で猫を驚かして追い払うおうというもの、またAC100VのSWは電磁バルブを開閉して水を掛けて追い払おうというものです。
回路図は以下の通りです。



回路図のおおまかな流れは以下の通りです。
1)モーションセンサ(AMN11111)で感知した信号をトランジスタ(2SC945)を通して10秒タイマ(NE555)に入力します。
2)約10秒間"ON"となるタイマ出力を16kHz発振器とACスイッチへ送ります。
3)発振器はHPFを通してほぼ人間の耳には聞こえないように約10kHz以下を減衰させてアンプに送ります。
4)ACスイッチは電磁弁を"ON"、"OFF"させるので、チャタリングが発生しないようにトライアックで行なっています。

今のところ、16kHzで約5Wの出力(聞こえないのでオシロで出力を確認)を出しても、猫は耳をピクリとさせるだけで残念ながら逃げて行きませんでした。
水が嫌いということですが、どのように散水するか考慮中です。

[参考資料、検討事項]
1.モーションセンサ(AMN11111)のデータシート
2.電磁バルブ(AB21-02-3)のデータシート
3.トライアック(BCR3KM-12L)のデータシート
4.フォトトライアックカプラ(TLP561G)のデータシート
5.回路の全体構成