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50MHz-Ant(λ/4 or λ/2 ?)の試作

2018-10-28 10:48:01 | Ham(RX,TX,Ant)
0.はじめに
 友人がTR-1000にLPFを付けて免許を得たと聞いたので、50MHzの簡単なアンテナを設置
することにしました。2階のベランダに垂直系を設置したいのですが、以前作成した144MHz
のλ/2(1m長)は廂ぎりぎりでOKすが、50MHzではλ/4(1.5m長)でも廂が邪魔になりそう
です。

1.設計および製作
 1)(設計と言う程ではありませんが)λ/2長のダブレットを基本とすることにします。
 2)エレメントですが、手持ちの部品の有効活用を図るため、アルミパイプ(1m)を繋いで
  約1.5m(λ/4)を作り、0.5mmΦの被覆線で約1.5mを用意して両方でλ/2長とします。
  実際は、アンテナアナライザ(MFJ-259B)で約50.5MHzで同調するように両方のエレメ
  ント長を調整し 139cm x 2 となりました。計算値 x 93.6% となるようです。
 3)ベランダへの設置ですが、アルミのエレメントをベランダから斜めに出し、被覆線はベ
  ランダの支柱(アルミ)近くに沿わせて垂らしました。
 4)アルミのエレメント長はそのままにし、ベランダの支柱に垂らした被覆線を調整(注)
  し、やはり50.5MHzで同調するようにしました。
 5)アルミのエレメント長は139cmですが、0.5mmΦの被覆線長は125cmでSWR最小(=1.2)
  となり、そこから同軸ケーブル(5D2V)でリグまで引き込んでいます。

3.外観
 正面と側面からの写真は以下の通りです。

 <正面からの写真>


 ベランダの支柱の右わきにある細く赤い線が0.5mmΦの被覆線です。

 <側面からの写真>


 斜めと言っても、ベランダからは水平に近い斜めとなっています。

4.最後に
 今回の表題を"50MHz-Ant(λ/4 or λ/2 ?)"としてありますが、見て頂くと分かるように
被覆線の部分をラジアルと見るか、あるいはダイポールの片側と見るかによって、λ/4ある
いはλ/2となるのではないかと思います。どちらかと言えばλ/4の方でしょうか。

(注)アルミの支柱近くに沿わせた被覆線の長さ(約λ/4)ですが、今までの経験から導体
  (地面等も含む)に被覆線を沿わせると空中に設置した場合より同調周波数が低くな
  るようです。
   今回もアルミ支柱に沿わせているので、λ/4の先端開放として同調周波数を測定して
  行き、ほぼ50.5MHzになるようにカットしました。その結果、被覆線の長さは125cm
  となっています。

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