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東北歴史博物館館長講座(第4回)

2013-07-13 22:24:55 | 歴史
7月13日(土)、第4回東北歴博の館長講座が開催されました。
なお、今日から「考古学からの挑戦」というテーマで、「東北大学考古学研究
の軌跡」特別展が9月8日まで開催されています。

今日の講義は以下のような内容でした。
(各項目の内容は書ききれないので、部分的に記入)

第4回(2013-07-13)
第2章 辺境支配の展開
1.辺境政策
 陸奥国と越後国・出羽国は、国家領域の北の端の国で、「辺国」(辺境の国)
 と呼ばれた
 律令国家の辺境政策は、蝦夷の移住する地域(辺国の外側)に支配領域を拡
 大すること
2.郡の設置方式
 ◎一般諸国:その地域の住民を公民とし、豪族を郡司任命
 ◎辺境:国家に対して服従性を持たなかった
  ①城柵の設置
  ②他地域からの移民(柵戸)→公民化→郡・里の設置
  ③蝦夷の服属→朝貢→公民化
3.辺境支配の拡大の諸段階
 奥越羽における辺境への支配拡大は、7C半ば~9C初めのほほ1世紀半に、
 奥・越羽がほぼ対応して段階的に進められた。
 第1段階 7C半ば郡山遺跡Ⅰ期官衙 (越・羽:磐舟柵)
 第2段階 8C前半:1000戸移民 (越・羽:出羽柵)
 第3段階 8C後半:桃生城陥落 (越・羽:雄勝城)
 第4段階 9C初:阿弖流為征討
4.陸奥国と越後・出羽国
 越羽側より陸奥側は蝦夷の抵抗が強く、困難で時間がかかった

第3章 (仙台)郡山遺跡の概要
 7C半ば~8C前葉の地方官衙遺跡であり、日本歴史全体としては、律令制
 国家が形成・確立する時期
 ◎性格
  Ⅰ期官衙:城柵
  Ⅱ期官衙:陸奥国府
1.調査の歴史
 (1)黎明期:1915(大3)年~
 (2)本格的調査:1979(昭54)年~
2.郡山遺跡の立地
 (現)仙台市太白区郡山、仙台平野のほぼ中央、名取川・広瀬川の合流点の
 北西1.5kmで、合流点から6kmで太平洋に河口を開く

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1 コメント

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はじめまして、初コメントです! (めぐみ)
2013-07-23 06:31:06
はじめまして!めぐみっていいます、他人のブログにいきなりコメントするの始めてで緊張していまっすヽ(*^^*)ノ。ちょくちょく見にきてるのでまたコメントしにきますね(。-_-。)ポッ
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