色々調べているのだが、やはり職安を通じての仕事探しは難しいようだ。
募集の多いガードマンのような警備、巡回管理系は高齢者も雇い入れているようだが、身元照会は殆どのところで実施している。
出資法違反とかの刑事罰の警察データとの照会は大手企業で常勤社員の採用時しかやらないらしいが、ブラックの照会はどこでも普通にやっているということだ。
他人資産の中に入ったり、そこの鍵を保管したりする仕事だから当然と言えば当然だ。
登録住所地と現住所は同一区内だから、履歴書の記載を登録住所地にしてしまえば乗り切れるが、そういうことより単身で就業ブランクのある場合は収監されていた可能性もあるから、相当に警戒心を抱かせてしまうようだ。
背広にネクタイの正社員雇用は、今の私では100%駄目だ。
そういう難しいところを上から順番に当たっても徒労の積み重ねで終わる気がする。だから履歴書すら出さないような下から当たるやり方に変えてしまおうと思っている。
就職難で人が溢れている状況だから、私の現況では正攻法では無理という認識から出発すべきなのだろう。
アルバイト、パートの職安以外の求人媒体は殆どが履歴書持参か送付となっているが、前職のない身分では履歴書が形式的な場合でも選ぶ側は忌避すべき応募者として取り扱うだろう。
新卒の例でいうなら、三流大学で二年ほど留年していて、学生運動で逮捕歴があって、他の学生とは違う妙な違和感を与えてしまう奴と同じようなものだ。
新卒は新卒でも並ぶ列が違うということだ。
当時世間を知っている利口な奴らは学歴を高卒にして、浪人していたと偽装して工場の臨時雇用に潜り込んだものだ。
学歴を高卒にして、職歴も平凡なものに粉飾?し、住所も何もかも全部嘘で固めた履歴書にして、バレて元々でパートの皿洗いや軽作業に潜り込むというやり方の方が効率的なのかも知れない。
時間と労力を浪費するロスを考えたら、それが理にかなった一番現実的なやり方ということになる。
この部屋を借りるときも源泉徴収票と申告書写しを偽造してやっと借りられたのだから、アンフェアだが仕方がない。
永くて一年、短くて一月の仕事でいいのだから、そんなところだろう。
さあ、履歴書を書こう、いや創ろう。