というものが届いた。
「ねんきん」とあるから年金のことなのだろうが、何やら怪しい感じもする。
昭和50年2月からの標準報酬月額と納付保険料が一覧表にまとめられている。
昭和50年2月の標準報酬月額は104000円、保険料は3952円となっている。昭和57年あたりから標準報酬月額は最高額に張付いて、法改正による引き上げの度に納付額も一気に上がり、多い月では53785円という納付になっている。
納付額の累計はゆうに1000万円を超えている。
よくもまあ納めたものだと思う。
実際には会社負担分もあるから、この倍の2000万円以上納めたことになる。
年金額は60歳で108万、65歳で168万と書かれている。
来年3月から毎月9万円頂けるということだが、どうにもピンと来ない。
自分が年金受給できる年齢になったということからして信じがたい。どこかで騙されているような気分だ。がこれは事実なのだ。
待て待て月9万円もあればこれで楽に暮らして行けるではないか。
一体どんな生活レベルなのだという話になるが、人間一人が生きていくのにそれ程の金はかからんのだ。これで煙草を止める必要はないかもとか、見当違いの勇気が湧いてきたぞ。
厚生年金基金からも年間24万出るという話だし、これは一体どうしたことだ。
金額が多いのか少ないのか、多分勤労者平均と比べると納付年数が短い分少なくなっているのだと思うが、納付額が多かった分多少盛り返しているというところか。
それにしても来年3月からの給付というのがイラつく。来年どうこうということにはならんだろうが、年金制度が将来破綻するのは確実だ。65歳の老齢年金を含めた168万というのはまず無理だ。
恐らく直前で給付年齢が引き上げられることになるのだと思う。
やっと受給できると喜び勇んで興奮して死ぬ人が出るのを狙ってるようなやり方だ。
1000万も納めてるならすぐ解散して返して貰いたいというのが当方の希望なのだが。
そうもいくまい。
それにしても今日は寒い。
顔に何か冷たいものがと思ったら、粉雪が舞っていやがる。
春は何処へ行った。
年金は何処へ行った。
世間は第一生命の上場と子供手当で多少潤うらしいが、こっちには回ってこない、世間の金を掬い取る仕組みに加担してるわけでもないから、景気も糞もない。
定額の給付で生活するのなら不景気でデフレが続こうが、あちこちで倒産、破綻が頻発しようが関係はない。物が安くなれば生活は楽になっていく。
立場によって好不況の影響がまるで違ってくるから、そうなると常識も通用しなくなる。
政府側はそうはさせじと無理矢理にでもインフレに持って行って、貯えを吐き出させようとするだろうから、最後はやっぱり受給者が泣くことになるのだろうね。