真菰の切り口に黒いつぶつぶの黒穂菌が見えます。
◆黒穂菌とマコモダケ
このマコモには黒穂菌(くろぼきん)が寄生しやすく、感染しているマコモは夏を過ぎると、寄生した黒穂菌の影響で根元の部分の茎が肥大してきます。その膨らんで太くなった茎の部分を「マコモダケ」と呼びます。
菌の寄生!?って不安に思う人もいると思いますが、マコモダケは食べても安全なので心配はいりません。
イネ科の多年草。沼地に群生し、高さ約2メートル。葉は長くて幅広い。
初秋、上方に雌花穂、下方に雄花穂を円錐状につける。
茎・葉でござを編み、種子と若芽は食用。
また黒穂菌(くろぼきん)がついて竹の子状となった茎を菰角(こもづの)などといい、食用にする。
はなかつみ。かつみぐさ。ふししば。こも。こま。