シェンヤン(瀋陽SHENYANG)生活体験記

中国東北部の瀋陽(昔の奉天、満州)。冬には-30度になる土地での驚きや感動を「初めて」の視線でおしゃべりしています。

エアコン使えず、窓を開けたら うっ!

2012年06月24日 | 瀋陽の生活
「エアコン使えないなんて!」と、
節電が必須の日本から見たら、とんでもないことかもしれません。

欧州では、エアコンなんて無いアパートが当たり前だったわ~と、
家中の窓を開け始めました。

入居当時、ふつ~に窓を開けていたら、家の中の床が、真っ黒!
裸足で歩いても、靴下をはいていても、見事に真っ黒。
こんなに空気が汚いの?

近所でビルの建築もあって、24時間、建築音もあって、
それから窓は閉めきりで、換気扇や、エアコンの除湿等で
しのいできました。

さてさて、窓を開けたら、騒音はともかく、
なにこれ! 変な匂い。
もともと鼻は良くないのですが、
すえた匂い、、、なんて表現ありましたっけ。
ビルの建築関係の匂いもありましょうか?
何やら、耐えられない匂いが、いっきに充満してきました。

そして、30分も経っていないのに、足の裏がざらざらしてきました。

ふと、扇風機を思い出しました。
去年、買ったものの、湿度は日本よりは乾燥傾向なので、
組み立てもしていなかった扇風機の箱を引っ張り出しました。

説明書きが、まあ小さいこと、わかりにくいし。
あとは、想像で組み立てることに。

どうにか組み立てて、窓を閉めました。
床を吹き出しましたが、雑巾の裏は、黒くなります。

欧州では、夏は暑い日もあったけれど、
湿度が低い土地だったので、真夏の数日を
日本みたいに、熱帯夜を我慢するような日々を過ごせば、
乗り越えられました。
明け方には、ひんやりした山のような空気が入り込んで来ましたし。

日本では、熱帯夜を乗り越えるべく、窓をあけても熱気が
入り込んでくる生活でも、
空気の匂いや埃に悩まされたという経験は、ありませんでした。

日本では、エアコンや換気扇や、通気口のフィルターを交換すると、
真っ黒! なんてことは当たり前ではありますが。

生活にいかに空気のきれいさが必要あることを
懐かしく思い返した次第です。

そうそう、窓を閉めっきりにしても、
テーブルや床にうっすらと埃はつもります。
  たぶん、これは、日本や、他の過去の海外生活では
  例をみないはやさと、量で。
    それなりに、空気が悪い土地はありましたが。
窓には、日本で買ってきた隙間用のテープ等も貼ってあります。

小さいお子さんがいらっしゃるお宅では、空気清浄機をいれていらっしゃるとか。
10年前に住んでいた方が言うには、もっと空気は汚れていて、
空気清浄機は必須だったと。

アパートには、大家さんの持ち物で加湿器はありますが、
空気清浄機は、必要なら自分で購入しなければならず、
日本のように、今後ある程度の年数をつかうならですが、
それなりのものは、結構な金額だし。

   日本の洗濯機も15年以上経って、もう限界だから、
   買い換えなきゃいけなくて、最新のはすっごくお値段高いし、
   
そんなときに、ここで、空気清浄機にお金をかけることに躊躇!
加湿器で、すぐ壊れちゃった、、、という御家庭もあって、
言葉が不自由な土地で、面倒だしねえ~。

まあとりあえずは、組み立てた扇風機、がんばってね~。