シェンヤン(瀋陽SHENYANG)生活体験記

中国東北部の瀋陽(昔の奉天、満州)。冬には-30度になる土地での驚きや感動を「初めて」の視線でおしゃべりしています。

冬タイヤを履かない理由

2010年11月29日 | 
日中でもマイナス10度。
日曜日に雪が降り、道路が凍っていました。
大通りは車の交通があって、まあ凍るほどのことがなくても、
ちょっと脇道にそれたら、道ばたが凍っています。
ゆっくり走ってもタイヤが滑るのがわかりました。

週明けに、急いで冬タイヤの手配に動きました。
当地で車に乗っている人は、当地の人も外国人も冬タイヤを使っていません。

雪が降っても 冬タイヤを履かずに 運転している
雪が降ったら 道路に砂をまくから 大丈夫
    欧州では塩をまくけど。
雪が降ったら 皆ゆっくり走る
雪がふったら 高速道路は通行止めで 走れない

ということを 周囲の方々が助言してくれていたので、冬タイヤの購入は
いざとなればタイヤ販売店で購入できるというところまで調べていました。

やっぱり自分の車が滑って事故につながるのを防ぐために、冬タイヤ購入
交換を実行に移すことにしました。

   私の車のタイヤのサイズは 新しいから 無い!
   冬タイヤは、先週末売り切れた
      だって、相当色々な方に尋ねましたが、誰も使っていないのに?

そもそも冬タイヤを購入しないので、在庫自体、、、というより、
そもそも冬タイヤを使おうということを知らない
そもそも冬タイヤの存在を知らない、、、、

5cmほど積もった道路を運転しました。
お掃除部隊が出動しています。
   先日は、雨が降って道路脇にたまった水を10人程度が1グループで
   大きなほうきで履いていましたが、その相手が今度は雪。

もともとの運転が運転ですから、、、
   脇道で 大きな 雪かき車が、こちらに向かって走っているのには
   驚きましたが。。。

現地の方は、ゆっくり走るようにと。
   自分は、今朝、時速20kmで 1時間半かけてやってきた、、と。

皆、ゆっくり、タクシーも。
   時速20km から 30km くらい。
   ゆっくり、ゆっくり。
      これで 冬を越す?

欧州では、高速道路も 街の大きな通りも 大きなアパート街の敷地内の
道路も 朝5時から雪かきしてくれているので、スキー場へも高速を
1時間走らせたものでした。

周囲の協力もあって、我が家の車に合ったサイズの冬タイヤを探し出す
ことができました。
取り寄せるのに3日間はかかりそう。
   このサイズが探し出せなかったら、ホイールも購入して、
   手に入るサイズにホイールを合わせなければ、、、という案も
      皆様、協力して下さって、感謝です。

皆が言います。  冬タイヤ? 高いでしょ。誰も履いていませんよ。
確かに高い。   日本の普通の夏タイヤくらいの値段でしょうか。
夏はどうするの? 冬が終わったら交換するのよ、夏タイヤに。
      「いちいち換えるの?」という素朴な疑問。
冬が厳しい欧州で生活していたから、生活の一部で慣れてしまっているけど。

その積雪5cmの運転中、脇道の車の通りが無い道路で後ろからきた車が
パッシングしまくります。
パッシングするくらいなら、わだち以外の 雪が積もりまくった場所を
追い抜かせばいい。 冬タイヤを履いた外国人?

あまりに うるさく パッシングするので、さむ~い中、窓を開けて、
先に行けば、、、と手を振るが、追い越さない。めんどくさいなあ。
カーブのところで避けてあげても。
そのあたり もっと雪深くて 相手も状況を察したのか、スピードを
下げました。もちろん、パッシングをやめました。
    一応 冬タイヤででも、欧州で雪道を運転してましたからねえ。
    欧州でも最初の雪は運転出来ませんでしたが、
    それも こういう土地で生活する伏線だったのでしょうか。
大通りに出て、その車と併走した時、運転手をみるとアジア系ではない
外国の方で、ゆっくり ゆっくり走っています。
    もっと楽に走れる、そんなに雪が積もっていないと思って
    パッシングを繰り返したんでしょうかねえ。
えっ、よそ見しないって?