クジラの希少種か 苓北町の海岸で死がい発見
http://kumanichi.com/news/local/main/20121119007.shtml
苓北町坂瀬川の西川内漁港近くの海岸で、希少種の「イチョウハクジラ」とみられる雄クジラの死がい1頭(体長4・5メートル)が、19日までに見つかった。
17日夜に住民が見つけ、苓北町役場などに連絡。長崎・宮崎・九州大の共同研究グループが19日に骨格や内臓を回収した。
回収を指揮した宮崎大教育文化学部の西田伸講師(36)=分子生態学=によると、「歯の形状からイチョウハクジラの可能性が高い」という。死がいは成体で、たくさんの傷があった。「イチョウハクジラであれば、生態が解明されていないので大変貴重」と話している。
イチョウハクジラは国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで「データ不足」に分類。歯がイチョウの葉の形に似ており、主に深海に生息する。漂着体の発見は非常に珍しいという。
死がいは国立科学博物館に持ち込み、種別や死因を特定する。
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