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「海猿」5作目 加藤あいが女の子から、たくましい母に成長

2013-01-06 22:25:47 | エンタメ

「海猿」5作目 加藤あいが女の子から、たくましい母に成長

http://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0105/san_130105_4780296070.html

産経新聞1月5日(土)21時46分
画像:「テンポの早いテレビに比べて、映画は流れる時間がゆっくりですね」と話す加藤あい(松本健吾撮影)
 
「テンポの早いテレビに比べて、映画は流れる時間がゆっくりですね」と話す加藤あい(松本健吾撮影)

 ■DVD「BRAVE HEARTS 海猿」

 昨年7月に劇場公開され、興行収入73・3億円と邦画最大のヒットを記録した「BRAVE HEARTS 海猿」(羽住(はすみ)英一郎監督)は、連続ドラマを含めたシリーズ第5作。すさまじい海難現場の最前線を見せながら、仲間や家族との絆を色濃く描いている。18日にブルーレイとDVDがリリースされるのを前に、主人公の海上保安官を支える妻を演じた加藤あい(30)に聞いた。(市川雄二)

 300人超を乗せたジャンボ旅客機が海上に着水、機体が傾き始める…。この観客を戦慄させる場面が象徴するように、スケールの大きい映画となった。

 「現場に見学に行っておけばよかった」と残念そうに語る加藤は、第3管区海上保安本部の特殊救難隊隊員、仙崎大輔(伊藤英明)の妻、環菜(かんな)役。今回は“自宅待機組”で、救助に向かうチームとは撮影現場が違うため、完成作を「自分が出ているシーン以外は、お客さんのような感じで見ていた」と別作品の感覚を味わったという。

 大輔の後輩の救急救命士、吉岡(佐藤隆太)には客室乗務員の美香(仲里依紗)という恋人ができていた。そんな折、美香の搭乗するジャンボ機が羽田空港を目指して飛行中、エンジンが炎上し、海保の下川救難課長(時任三郎)は前代未聞の東京湾への着水を提案。成功しても浮かんでいられるのは20分だが、機長(平山浩行)は降下を始める…。

 海上で機体が傾く場面には「立っているのも危ないのに、下がぬれているので、一歩間違えたらけがをしてしまう。そんな過酷さの中、体を張って皆さんやっていた」と気遣う。

 環菜が大輔と出会うシリーズ第1作「海猿 ウミザル」(平成16年)からの積み重ねで、撮影現場に行けば「伊藤さんは大輔に見えるし、あまり役作りは気にしていない」という状態にまで役が染みついた。

 前作「THE LAST MESSAGE 海猿」(22年)で大輔と結婚し、長男が生まれ、今作は2人目を身ごもった設定に。「それまでのひたすら不安な女の子から、母としてたくましくなった女性に見えるように意識をしたつもりです」

 伊藤と佐藤については「カメラが回っていなくてもハイテンションなやりとりで、女子2人(加藤と仲)は苦笑い、みたいな。よく伊藤さんが言いますが、バディー(相棒)感があって特別な仲間のような感じ」。

 平成8年のデビュー以降、「池袋ウエストゲートパーク」(12年)や「ハケンの品格」(19年)などテレビドラマを中心に活躍。昨年12月に30歳になった。「大人のような余裕を持ちたいのと、変わらず子供のように何でも楽しんでいたいですね」と、透明感のあるたたずまいで語った。



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