有言実行、2位に大差=加藤、会心の滑りで日本新-世界スプリント
加藤が有言実行の滑走を披露した。大会前に「500は勝ちにいく」と話していた通り、初日の男子500メートルで快勝。しかも34秒21の日本新。「久々に気持いいレース」と会心の笑顔を見せた。
最初の100メートルも、9秒47と誰よりも速かった。スタートダッシュに成功し、第1カーブも上々の滑り。「ほとんど力まなかった」。2位に0秒22の大差をつけたことにも、達成感があった。
前週のワールドカップ(W杯)カルガリー大会2日目の500メートルで優勝者に0秒05差の2位。この結果を、しきりに悔しがっていた。この日は「いいタイムで2位にしっかり差をつけた。こういう勝ち方で、自分のスタイルが戻ってきたかな」。納得の表情だった。
カルガリー大会2日目にはブレードの位置を左右とも大きく変えた。これが奏功。そのブレードにも慣れたといい、「この大会の500を狙ってやってきた。(約1年後のソチ五輪を見据え)調整がいい感じに当たったという実績ができた」と手応えを感じ取った。
所属先の今村俊明監督は「最後の200メートルで伸びれば、2日目も(記録更新の)可能性はある」。加藤は「あすは違うレースとして集中する」と力を込めた。(ソルトレークシティー時事)(2013/01/27-12:08)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます