金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

脊柱の構造と可動性と触診

2015-09-04 23:27:55 | 勉強
どうも(^_^)


初心忘るべからず!


ということで、、、初心に帰って基礎を見直し勉強しなおしている男です(;´Д`)


そして、ただインプットするだけではなくアウトプットすることが重要だとしみじみ思う今日この頃です。




今回は脊柱の構造を勉強しなおしたいと思います!


脊柱の中でも頸椎にフォーカスを当てて診ていきたいと思います。




さあ、頸椎の椎体が7つあるのは皆さんご存知ですよね???(^^)



ご存じない方はこの先は読まなくて結構です(笑)



頸椎は上部頸椎と下部頸椎にわけられます。


上部頸椎、、、、、、、、、、C1、C2
下部頸椎、、、、、、、、、、C3、C4、C5、C6、C7



C1を環椎、C2を軸椎とも呼びますね。あとC7は隆椎です。


では頸椎の特徴を見てみましょう。



頸椎は頭部と体幹を連結し、頸髄を守るための安定性と視野の確保に必要な可動性という、相反するものが必要となってきますね。


その為、安定性を保つために構造上欠けてくる可動性を確保する為に、運動が一方向だけで起こるのではなくほとんどが複合した運動が起こるのです( `ー´)ノ


EX、、、右側屈には右回旋が付随してくるとか、




そして頸椎の特徴としておもしろいのは、、、


ルシュカ関節というところです!




鉤状関節ともいい、C2以下の頸椎では椎体縁がせりあがっています。


これが側方への運動を制限しているのです!!!



では、なぜ側方への運動が制限されているのか!?(+_+)



それは、側方に椎骨動脈が通る横突孔、脊髄神経を通す脊髄神経構が存在する為です。


この、神経、血管を守るためにもルシュカ関節(鉤状関節)は重要です!




しかし先ほど書いたように、安定性だけでは視野の確保という大事な可動性が満たされません。


その為、側方への運動(側屈)の不足分を同側への回旋を付随させて補います。





これにより、安定性と可動性の相反する作用が可能になっているのです(*^▽^*)





人間の身体はホントにうまいことできているものですね~(*´ω`*)


今回はここまでにします。つづく、、、




おわり