金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

筋膜治療の問題点~もどり~

2015-09-24 21:03:13 | 治療
どうも(^_^)


充実したシルバーウィークを送れて満足している男です!


5日間のお休みでしたが、半分はセミナーと勉強の為に、半分は家族サービスの為に使いました(^^)


いい連休でした!!!





さて、今回は現在治療中の患者さんにフォーカスを当てて筋膜治療の問題点について考えてみたいと思います。



患者 Tさん 

40代 女性  変形性股関節症と診断される

既往歴  腰痛の際、側弯症と診断される

主訴  股関節外側部疼痛、階段昇降時疼痛、歩行時経度疼痛、立ち上がり時疼痛



主に大転子部らへんの運動痛、荷重時痛を訴えます。

立位では股関節屈曲外旋時に特に痛みを訴えます。


患者の姿勢、評価から左のLL(ラテラルライン)のspasmが考えられました。


テストでは、やはり左の殿筋が一番怪しいです。

頚部筋の緊張も触診から著明なことから左の胸鎖乳突筋、斜角筋も怪しいと考えられます。



私は、股OAでは、DFL(ディープフロントライン)、LL(ラテラルライン)をリリースすれば、
ある程度疼痛を緩和出来ると思っています。


もちろん全てではありませんよ(;´Д`)



この患者さんも前述した部位をリリースした所VAS10~VAS5まで変化しました。


残りの疼痛は、、、


股関節屈曲時の痛みは、肩関節の外旋筋をリリース!
股関節外旋時の痛みは、大腿部の筋をリリース!


これでVAS2まで行きました。


もちろん、治療してももどりがありますから、、、


こんな感じで1~2週間治療(週3ペース)でやっていましたが、、、






この間の連休明けに診たら、、、



VAS8くらいに戻っているんです(´・ω・`)



こんな悩み臨床ではよくありますよね~(+_+)


もちろん患者さんの身体の使用頻度、体質などで個人差はあると思うんですが。


筋膜治療をしているとこの悩みはつきません、、、






どうすれば、もどりを少なくすることができる治療が出来るのか、、、


もう一つ上の治療が出来るのか、、、


筋膜治療+アルファは何がベストなのか???


もしくはもっと筋膜治療を突っ込んでやるべきなのか???




日々考えて、臨床で試し、データをとって、自分の軸となる治療を確立していきたいです。



何となく思うのは、関節に直接アプローチして手ごたえがあった時の治療効果の方がもどりは少ない気がしますが、、、



私は患者さんに少しでもいい治療を受けてもらいたいです。



このマインドセットのもとこれからも日々精進していきます(*´ω`*)