脊椎の仕組みを理解する事は、、、
必ず治療の効果を上げます。
この様な細かい事、なぜこんな仕組みになっているのか、、、
理解しているかの差が、結果を出せる治療家とそうでない人の差でもありあます。
さあて、今回は脊椎のお話しです。
その前の今回の為になる最初のお話しは、、、「あなたは何人治療できるの?」です。
一人で一日に診れる患者さんは何人でしょうか?
その人の施術時間にもよりますが、、、私が自分で独立して出来る数は、、、
一日に10人~多くて15人でしょう。
では例を上げます。
あなたの治療を必要としている患者さんが一日に30人居たとします。しかし、一日に診れる数は15人までしか無理です。あなたはどうしますか?
先着順?重症度?患者さんの性格、人柄?お金を持っているか?
どう選別するかはあなたの自由ですが、、、独立したら必ずこんな選択を迫られる時があります。
なんか態度悪くて、支払いの能力もなくて、嫌いな患者さんの予約が入っている所に、、、
優しくて、あなたの事をとても信頼してくれていて、たくさんお金を使ってくれる、美人な患者さんが、同じ時間に予約を入れたいと言ったら、、、
その望ましくない患者さんを診ていたがために、優良患者さんが診れなくなってしまう。。。
こんな事が起きたらどうしましょう?どうせなら優良患者さんをたくさん集めて治療した方が双方の為になると思いませんか?
それだけ繁盛したらの話しですが。。。笑
全ての人を満足させて改善するのは無理です。あなたはどんな患者さんを優先してみますか?どんな患者さんをターゲットにして集めますか?
そんな患者さんを選別するなんて、、、(;´Д`)
と考えてしまう優しいあなたは、、、
残念ながら、独立して成功するのは難しいでしょう。
何故かは、自分で考えてみて下さい。
さて、本題です。
脊椎についてのROM、仕組み、与える影響、、、この様な事を勉強して行きます。
なぜ、これを勉強するのか?
・皆さんは柔道整復師で骨の専門家だから、知っていて当然じゃないといけない。
・脊椎は、家で言ったら「柱」の部分。柱が傾いたり機能が良くないと都合が悪いから。
・皆さんがいつもマッサージしている疾患は、腰椎~、頸椎~、のように脊椎に関連した疾患ばかりだから。
・仕組みを詳しく知り、理解する事によってアプローチの幅が広がり、結果も他の人よりも出せる。
このような理由があります。
では、頸椎からです。
何度か頸椎については勉強会で取り上げましたが、、、前のEvernoteも参考にしてください。
頸椎の特徴を上げていきます。
想い頭を支えており、神経、動脈などを保護する為に安定性を必要とする反面、広いROMも必要とするための可動性も必要な所。
安定性と可動性の相反するものを可能にする為に、頸椎にはカップリングモーションといううまく出来た機能がある。
ルシュカ関節という頸椎の関節によって安定性を得る為に、純粋な側屈や、回旋の単独の動きは少ない。
必ず、側屈には同側の回旋が付随し、回旋には同側の側屈が付随し可動域を補っている。
何かの運動の際も、頸部から始まる動きが多い。
「おーい、〇〇先生!」と背中を向けている人を呼べば、必ず振り向く際は頸部から運動を開始するのをみてみて欲しい。
軽度の前弯を呈しており、一番前方に出ている部分はC5になり、この部分の椎間板への負担は大きいことからも、頸椎ヘルニアではC5/C6あたりに好発しやすい事がわかりますね。
高齢者では、円背傾向から下部頸椎から上部胸椎にヘルニアは好発しやすいと言われています。
また、環軸関節の回旋ROMがずば抜けて大きい事も特徴の一つです。
頸椎のついて最低これくらいは頭に入れて起きましょう。
では次は腰椎です。
腰椎も前弯を呈しており、しかし椎間板は椎体の3分の一もの厚みを持っています。
これは可動域が大きいがためにクッションの役割をする椎間板の厚さが必要だからです。
特に前、後屈のROMが大きいのがL4/L5、腰仙関節です。
ヘルニアの好発部位と言う事もうなずけますね。
頸椎と違う所は、カップリングモーションが反対になっている所です。
腰椎も側屈、回旋があまり得意ではありません。
その為、回旋には側屈、側屈には回旋が付随して可動域の範囲を広げます。
例を挙げれば、右側屈には左回旋が付随してきます。
頸椎と同じでうまい事、安定性と可動性の相反するものを作り出している人間の身体の仕組みは非常に面白いです。
こんな事知って何の役に立つの?
と、思う人。
こんなわけの分からない事。。。
と、読み飛ばす人。
あなたに足りないのは、この様に物事の本質を知る事かもしれませんよ。
最後に胸椎です。
最大の特徴は、頚、腰椎と違い胸郭を構成していると言う事です。
胸郭を構成する為に肋椎関節を形成しているために、胸椎椎間関節のROMは極めて小さいです。
その中でも回旋が主な運動となります。
では、カップリングモーションはどのように起こるのでしょうか?
ここも非常に面白い所です。
胸椎は、頸椎や腰椎のROMの減少を補てんする為に働く場合もあるのです。
つまり、例えば腰椎のROM減少を補う代わりに、下部胸椎が腰椎の動きに合わせてシフトするのです。
その証拠に下部胸椎の動きは腰椎の動きに近く、上部胸椎の動きは頸椎の動きに近いです。
頸椎や、腰椎の障害が胸椎の回旋制限を作り出し、結果胸椎の後弯増強となる。
そして円背となることも考えられるんです。
この様に、本質を知って行くと、一般的な疾患がどのように成り立っているのかも知る事が出来ます。
さあ、そして最後に頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラルセラピー)を紹介しました。
骨盤と言う土台の上に脊柱と言う柱が立つ。
その上にある頭蓋を調整する事によって、脳脊髄液の還流を促し、脊柱のバランスを整える目的?
みたいな手法です。
皆さんに見せたように、頭蓋をいじるだけでも、脊柱の可動域を変える事が出来ます。
興味がある人は勉強してみて下さい。
以上です。
おわり
必ず治療の効果を上げます。
この様な細かい事、なぜこんな仕組みになっているのか、、、
理解しているかの差が、結果を出せる治療家とそうでない人の差でもありあます。
さあて、今回は脊椎のお話しです。
その前の今回の為になる最初のお話しは、、、「あなたは何人治療できるの?」です。
一人で一日に診れる患者さんは何人でしょうか?
その人の施術時間にもよりますが、、、私が自分で独立して出来る数は、、、
一日に10人~多くて15人でしょう。
では例を上げます。
あなたの治療を必要としている患者さんが一日に30人居たとします。しかし、一日に診れる数は15人までしか無理です。あなたはどうしますか?
先着順?重症度?患者さんの性格、人柄?お金を持っているか?
どう選別するかはあなたの自由ですが、、、独立したら必ずこんな選択を迫られる時があります。
なんか態度悪くて、支払いの能力もなくて、嫌いな患者さんの予約が入っている所に、、、
優しくて、あなたの事をとても信頼してくれていて、たくさんお金を使ってくれる、美人な患者さんが、同じ時間に予約を入れたいと言ったら、、、
その望ましくない患者さんを診ていたがために、優良患者さんが診れなくなってしまう。。。
こんな事が起きたらどうしましょう?どうせなら優良患者さんをたくさん集めて治療した方が双方の為になると思いませんか?
それだけ繁盛したらの話しですが。。。笑
全ての人を満足させて改善するのは無理です。あなたはどんな患者さんを優先してみますか?どんな患者さんをターゲットにして集めますか?
そんな患者さんを選別するなんて、、、(;´Д`)
と考えてしまう優しいあなたは、、、
残念ながら、独立して成功するのは難しいでしょう。
何故かは、自分で考えてみて下さい。
さて、本題です。
脊椎についてのROM、仕組み、与える影響、、、この様な事を勉強して行きます。
なぜ、これを勉強するのか?
・皆さんは柔道整復師で骨の専門家だから、知っていて当然じゃないといけない。
・脊椎は、家で言ったら「柱」の部分。柱が傾いたり機能が良くないと都合が悪いから。
・皆さんがいつもマッサージしている疾患は、腰椎~、頸椎~、のように脊椎に関連した疾患ばかりだから。
・仕組みを詳しく知り、理解する事によってアプローチの幅が広がり、結果も他の人よりも出せる。
このような理由があります。
では、頸椎からです。
何度か頸椎については勉強会で取り上げましたが、、、前のEvernoteも参考にしてください。
頸椎の特徴を上げていきます。
想い頭を支えており、神経、動脈などを保護する為に安定性を必要とする反面、広いROMも必要とするための可動性も必要な所。
安定性と可動性の相反するものを可能にする為に、頸椎にはカップリングモーションといううまく出来た機能がある。
ルシュカ関節という頸椎の関節によって安定性を得る為に、純粋な側屈や、回旋の単独の動きは少ない。
必ず、側屈には同側の回旋が付随し、回旋には同側の側屈が付随し可動域を補っている。
何かの運動の際も、頸部から始まる動きが多い。
「おーい、〇〇先生!」と背中を向けている人を呼べば、必ず振り向く際は頸部から運動を開始するのをみてみて欲しい。
軽度の前弯を呈しており、一番前方に出ている部分はC5になり、この部分の椎間板への負担は大きいことからも、頸椎ヘルニアではC5/C6あたりに好発しやすい事がわかりますね。
高齢者では、円背傾向から下部頸椎から上部胸椎にヘルニアは好発しやすいと言われています。
また、環軸関節の回旋ROMがずば抜けて大きい事も特徴の一つです。
頸椎のついて最低これくらいは頭に入れて起きましょう。
では次は腰椎です。
腰椎も前弯を呈しており、しかし椎間板は椎体の3分の一もの厚みを持っています。
これは可動域が大きいがためにクッションの役割をする椎間板の厚さが必要だからです。
特に前、後屈のROMが大きいのがL4/L5、腰仙関節です。
ヘルニアの好発部位と言う事もうなずけますね。
頸椎と違う所は、カップリングモーションが反対になっている所です。
腰椎も側屈、回旋があまり得意ではありません。
その為、回旋には側屈、側屈には回旋が付随して可動域の範囲を広げます。
例を挙げれば、右側屈には左回旋が付随してきます。
頸椎と同じでうまい事、安定性と可動性の相反するものを作り出している人間の身体の仕組みは非常に面白いです。
こんな事知って何の役に立つの?
と、思う人。
こんなわけの分からない事。。。
と、読み飛ばす人。
あなたに足りないのは、この様に物事の本質を知る事かもしれませんよ。
最後に胸椎です。
最大の特徴は、頚、腰椎と違い胸郭を構成していると言う事です。
胸郭を構成する為に肋椎関節を形成しているために、胸椎椎間関節のROMは極めて小さいです。
その中でも回旋が主な運動となります。
では、カップリングモーションはどのように起こるのでしょうか?
ここも非常に面白い所です。
胸椎は、頸椎や腰椎のROMの減少を補てんする為に働く場合もあるのです。
つまり、例えば腰椎のROM減少を補う代わりに、下部胸椎が腰椎の動きに合わせてシフトするのです。
その証拠に下部胸椎の動きは腰椎の動きに近く、上部胸椎の動きは頸椎の動きに近いです。
頸椎や、腰椎の障害が胸椎の回旋制限を作り出し、結果胸椎の後弯増強となる。
そして円背となることも考えられるんです。
この様に、本質を知って行くと、一般的な疾患がどのように成り立っているのかも知る事が出来ます。
さあ、そして最後に頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラルセラピー)を紹介しました。
骨盤と言う土台の上に脊柱と言う柱が立つ。
その上にある頭蓋を調整する事によって、脳脊髄液の還流を促し、脊柱のバランスを整える目的?
みたいな手法です。
皆さんに見せたように、頭蓋をいじるだけでも、脊柱の可動域を変える事が出来ます。
興味がある人は勉強してみて下さい。
以上です。
おわり