私は日の出と共に目を覚ました。
服を着て、パンとヤギの乳で朝食を済ませると、持ち物を確かめる。
外では前哨部隊の居留地が騒がしくなり始めた。
警備兵の早番と遅番の交代が行われる頃、女の人たちは外へ出て、
洗濯や食事の支度をする。
私は小屋を出て、居留地の外に通じる門へ向かって歩いていく。
たくさんの目が私の姿を見つめている。
居留地の人々は私の任務のことを知っている。
成功を祈る何人かが一団となって、後ろから私を追ってきている。
・
・
・
私はカントパーニの門の前で立ち止まった。
この門はアナランドとカクハバードの世界を隔てる巨大な扉であり、
遠くを見通す能力に優れたサイトマスターの戦士たちによって、
常に守られている。
さあ、念のために持ち物をチェックしよう。
・剣
・背負い袋
・金貨20枚
・食料2食分
準備は万全ね。私はサイトマスターの軍曹に軽く頷いた。
軍曹は門の上にいる見張りに目を向けて、全て安全という合図を確認すると、
大きな声で命令を下す。
軍曹「門を開けろ!」
大きな閂が引き抜かれ、ゆっくりと門が開いていく。
・
・
・
門が完全に開くと、目の前にはシャムタンティの丘が広がっていた。
実際に見るのは初めてだわ。ここから私の長い旅が始まるのね。
サイトマスターの軍曹が歩み寄り、私の手を強く握った。
軍曹「旅の無事を祈っても仕方あるまい。これから先は安全とは無縁の道だ。
カクハバードが悪魔共の棲む恐ろしい土地だということは、
お主も十分に承知の上だろう。
まずは小さな居留地のあるカントパーニを目指して進むといい。
一時間も掛からないうちに着くはずだ。
もっとも、居留地とはいっても、そこにいるのは商人たちではなく、
ほとんどが盗賊ではあるが…
カントパーニから先は、ジャバジ河畔の街カーレまで、
ビリタンティを抜けて三本の道が続いている。
カーレを抜けたら、バクランドを横断しなければならないが、
この土地に関しては何一つわかっていない。
聞いた話では、バクランドの昼と夜は太陽の代わりに、
超自然の力が支配しているらしい。
一つだけ忘れてはならんのは、カーレから先、
お主は常に見張られているということだ」
軍曹の警告を聞いても、私の気持ちは揺るがなかった。
それどころか、ますます内なる自信が強まった。軍曹は話を続ける。
軍曹「だが、お主の訓練を見ていて、この任務に相応しい勇士だと確信した。
幸運を祈っている。どうか《王たちの冠》を取り戻してくれ。
私も、アナランドの人々も、お主の成功を願っている。
女神リーブラが常にアナランドの勇士を見守らんことを。
そして王国を苦しめている呪いと憂鬱が消え去らんことを…」
私は軍曹の手を握り、忠告に感謝の意を表した後、門へ足を運ぶと、
決然とした態度で門を潜り抜ける。
後ろを振り返ると、大勢の人たちが私の旅立ちを見つめていた。
人々の顔から私の成功と無事を祈る気持ちが伝わってくる。
私は大きく手を振りながら、体の向きを変えて広大な丘と向かい合った。
早朝の空気は清々しく、昇りかけた太陽が丘を美しい自然の色に染めている。
その光景は、これから出会う悪しき存在を覆い隠しているようにも見えた。
しっかりと第一歩を踏み出して、私は道を歩き始める。
アナランドを救う旅が始まったのよ。
★ステータス
技量ポイント 10/10 体力ポイント 20/20 運勢ポイント 11/11
★リーブラ召還=可能
★持ち物
剣
背負い袋
金貨20枚
食料2食分
服を着て、パンとヤギの乳で朝食を済ませると、持ち物を確かめる。
外では前哨部隊の居留地が騒がしくなり始めた。
警備兵の早番と遅番の交代が行われる頃、女の人たちは外へ出て、
洗濯や食事の支度をする。
私は小屋を出て、居留地の外に通じる門へ向かって歩いていく。
たくさんの目が私の姿を見つめている。
居留地の人々は私の任務のことを知っている。
成功を祈る何人かが一団となって、後ろから私を追ってきている。
・
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・
私はカントパーニの門の前で立ち止まった。
この門はアナランドとカクハバードの世界を隔てる巨大な扉であり、
遠くを見通す能力に優れたサイトマスターの戦士たちによって、
常に守られている。
さあ、念のために持ち物をチェックしよう。
・剣
・背負い袋
・金貨20枚
・食料2食分
準備は万全ね。私はサイトマスターの軍曹に軽く頷いた。
軍曹は門の上にいる見張りに目を向けて、全て安全という合図を確認すると、
大きな声で命令を下す。
軍曹「門を開けろ!」
大きな閂が引き抜かれ、ゆっくりと門が開いていく。
・
・
・
門が完全に開くと、目の前にはシャムタンティの丘が広がっていた。
実際に見るのは初めてだわ。ここから私の長い旅が始まるのね。
サイトマスターの軍曹が歩み寄り、私の手を強く握った。
軍曹「旅の無事を祈っても仕方あるまい。これから先は安全とは無縁の道だ。
カクハバードが悪魔共の棲む恐ろしい土地だということは、
お主も十分に承知の上だろう。
まずは小さな居留地のあるカントパーニを目指して進むといい。
一時間も掛からないうちに着くはずだ。
もっとも、居留地とはいっても、そこにいるのは商人たちではなく、
ほとんどが盗賊ではあるが…
カントパーニから先は、ジャバジ河畔の街カーレまで、
ビリタンティを抜けて三本の道が続いている。
カーレを抜けたら、バクランドを横断しなければならないが、
この土地に関しては何一つわかっていない。
聞いた話では、バクランドの昼と夜は太陽の代わりに、
超自然の力が支配しているらしい。
一つだけ忘れてはならんのは、カーレから先、
お主は常に見張られているということだ」
軍曹の警告を聞いても、私の気持ちは揺るがなかった。
それどころか、ますます内なる自信が強まった。軍曹は話を続ける。
軍曹「だが、お主の訓練を見ていて、この任務に相応しい勇士だと確信した。
幸運を祈っている。どうか《王たちの冠》を取り戻してくれ。
私も、アナランドの人々も、お主の成功を願っている。
女神リーブラが常にアナランドの勇士を見守らんことを。
そして王国を苦しめている呪いと憂鬱が消え去らんことを…」
私は軍曹の手を握り、忠告に感謝の意を表した後、門へ足を運ぶと、
決然とした態度で門を潜り抜ける。
後ろを振り返ると、大勢の人たちが私の旅立ちを見つめていた。
人々の顔から私の成功と無事を祈る気持ちが伝わってくる。
私は大きく手を振りながら、体の向きを変えて広大な丘と向かい合った。
早朝の空気は清々しく、昇りかけた太陽が丘を美しい自然の色に染めている。
その光景は、これから出会う悪しき存在を覆い隠しているようにも見えた。
しっかりと第一歩を踏み出して、私は道を歩き始める。
アナランドを救う旅が始まったのよ。
★ステータス
技量ポイント 10/10 体力ポイント 20/20 運勢ポイント 11/11
★リーブラ召還=可能
★持ち物
剣
背負い袋
金貨20枚
食料2食分