TAKAYAN'S ROOM

主にゲームブックを楽しんでいます

《魔法使いの丘》 第4話 女の買い物は長いの♪

2023年01月02日 20時34分55秒 | 魔法使いの丘(完結)
マーテル「薬草の値段は?」

商人「金貨4枚だ。こいつは一文たりとも負けられんな」

今の私の所持金の20%…

マ「買うわ」

商人「毎度あり~!」

私は商人に代金を支払った。
(金貨-4、20→16)

マ「この竹笛も欲しいわ。確か魔法に使える品よね?」

ここでサイコロを一つ振る。出た目は1だわ。

商人「金貨1枚で譲ろう」

マ「買ったわ」

商人「毎度あり~!」

私は商人に代金を支払った。
(金貨-1、16→15)

次に広刃の剣を手に取ってみる。

マ「こんな見事な剣は初めて見た…」

ここでサイコロを二つ振る。出目は『4+5=9』だわ。

商人「そいつは少しばかり値が張るよ。金貨9枚で売ってやろう」

マ「た、高すぎる…(*+_+*)」

広刃の剣は諦めることにして、を手に取ってみる。

マ(何とも奇妙な彫刻だわ)

私の知っている文字も刻まれているけど…

マ(かなり使い込まれているようね。柄の部分が傷んでいる…)

あまり長く使えそうにはない気もする。

商人「金貨7枚で売ってやるよ」

マ「えーっ!? ちょっと高いんじゃない?」

それだけの価値があるというの? 何か秘密が隠されているの?

マ(こんな古びたに金貨7枚…)

だけど、妙に気になるのよね。そうだわ! 値切ってみよう。

マ「ねえ、少しだけ負けてくれないかしら?」

商人「うむ…」

私の言葉を聞くと、商人は黙り込んだ。
ここでサイコロを二つ振る。出目は『1+3=4』だわ。

商人「じゃあ、金貨4枚で手を打とう」

マ「本当!? 買うわ!」

商人「毎度あり…」

私は商人に代金を支払った。
(金貨-4、15→11)

商人(そんなには銅貨5枚分の価値もありゃしねぇよ。儲かったぜ)

マ「何か言った?」

商人「い、いや、別に…(^_^;)」

マ「さて、次は…」

商人「おっと! おば…じゃなくて、おねえさん…」

マ「どうしたの?」

商人「あんただけがお得意様がじゃないんだ。
  悪いが、ここまでにしてくれねぇか」

マ「えーっ!? 宝石も欲しかったのに…」

私は渋々と小屋を後にした。


★ステータス
技量ポイント 10/10  体力ポイント 20/20  運勢ポイント 11/11

★リーブラ召還=可能

★持ち物

背負い袋
金貨11枚
食料2食分
薬草
竹笛
不思議な彫刻が施された斧
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

《魔法使いの丘》 第3話 なかなかのラインナップ

2023年01月02日 19時23分29秒 | 魔法使いの丘(完結)
マーテル「私は商人よ」

半裸の男「何だと!? もう来やがったのか」

マ「えっ?」

半裸の男「こっちだ」

男は文句を言いながら、身振りで合図をする。

マ(仕方ないわね…)











半裸の男の案内で村の奥まで行くと、大きな小屋が見えてきた。

半裸の男「ここだよ」

マ「……」

中に入ると、その建物が倉庫だということが一目でわかった。
テーブルが一つ置かれていて、その前に太った男が座っている。

半裸の男「この村の商人さ」

マ「そ、そう…」

半裸の男「この姉ちゃんが用があるってよ。後は任せる」

商人「わかった」

私と商人を残して、半裸の男は小屋を出た。

商人「まあ、座りなさい」

そう言うと、商人は様々な品物を並べた。

・薬草

・鋭い広刃の剣

・竹笛

・不思議な彫刻が施された斧

・歯の入った袋

・美しく輝く宝石

マ「ひゃーっ、すごいわね…(*゜○゜*)」

商人「どれも掘り出し物ばかりだよ」

さて、旅に役立ちそうなのは…


★ステータス
技量ポイント 10/10  体力ポイント 20/20  運勢ポイント 11/11

★リーブラ召還=可能

★持ち物

背負い袋
金貨20枚
食料2食分
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

《魔法使いの丘》 第2話 カントパーニの村

2023年01月02日 18時17分46秒 | 魔法使いの丘(完結)
道は荒れ果てた低木地帯を縫って、幾重にも屈曲している。

マーテル(こんな辺境の地に住む人なんているの?)

カアーッ… カアーッ…

時折、不気味な静寂を破るのはカラスの鳴き声だけ…
そのカラスたちさえも、近くを飛びすぎる際、一瞬だけ宙に止まって、
私の様子を探っているように感じてしまう…

マ「……」

不安な気持ちを拭い去るように、私は早足で道を進む。











やがて小高い丘を一つ越えた。丘の頂上から辺りを見下ろすと…

マ「あれは…」

いくつかの小屋が集まった小さな集落へ向けて道が伸びている。
私は丘を下って、その道を進むことにした。











集落が近づいてくると、物音や気配で人が住んでいることがわかる。
道は集落の中央を一直線に伸びているので、それに沿って歩くしかない。

マ(これがメインストリートってわけね)

円形の小屋が並んでいる。
どれも固く焼き上げた明るい色の粘土で作られ、屋根は藁で葺いてある。
いくつもの小屋の戸口の奥にある暗がりから、私に向けて視線が注がれる。

?「そこで止まれ!」

マ「…!」

突然、一人の男が小屋から出てきて、私の前に立ちはだかった。
あまり背は高くないけど、腕や腿の筋肉がすごい。
男は薄汚い半ズボン以外に何も着ていなかった。
目は血走り、今にも飛び掛かってきそう…

半裸の男「この辺りでは見ない顔だな。カントパーニに何の用だ?」

さて、どう答えようかしら。

・私は商人です。

・どちらへ進めばいいの?

・何か食べ物が欲しいんだけど…

適当なことを言って、さっさと立ち去るわよ。


★ステータス
技量ポイント 10/10  体力ポイント 20/20  運勢ポイント 11/11

★リーブラ召還=可能

★持ち物

背負い袋
金貨20枚
食料2食分
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする