日が沈み、薄暮が闇へと変わっていく。
俺は夜空に浮かび上がっている物々しい形を目指して丘を登っていく。
TAKAYAN(もう一時間ほどで砦に着くだろう)
・
・
・
砦の外壁の少し手前で俺は小休止する。しかし、これは失敗だった。
眺めていると、砦が幽鬼のように見えてくる。
全身に悪寒が走るようだ。
T(ちっ、何を恐れることがある)
一瞬とはいえ、不安を覚えた自分が恥ずかしくなった。
T(俺は〈太古の魔法使い〉の一番弟子なんだぜ)
覚悟を決めて大きな門へ向かう。きっと見張りの衛兵がいるはずだ。
さて、どんな口実を使って門の中へ入れてもらおうか。
ここへ来るまでの間、俺は様々な手を考えていた。
『熱を出した衛兵に薬を持ってきた薬剤師だ』と言うのが無難だろうか?
また、商人や職人、または要塞の工事をする大工を装うのも悪くない。
もしくは単純に一夜の宿を求める旅人ということにしてもいい。
T(うまく忍び込めるかな…?)
思いを巡らせているうちに、門へと続く本道に出た。
門の落とし格子の両側で明々とランタンが燃えている。俺は門に近づく。
T「…!」
不意に獣が鼻を鳴らすような音がして、二匹の異様な生き物が現れた。
向かって左側に立っているのは、犬の頭と猿の体を持つ醜い妖怪で、
屈強な両腕を屈伸させている。
右側にいるのは、大きな犬の体に猿の頭を乗せた生き物だ。
猿の頭を持つ犬「……」
猿の頭を持つ犬が近づいてくる。
犬は俺の数メートルほど手前で止まると、後ろ足で立ち上がった。
そして俺に話し掛けてくる。
犬「ここに何の用だ?」
驚いた! 化け物のくせに、生意気にも口が利けるのか。
さて、何と答えようか…?
・薬剤師を装う
・『自分は商人だ』と言う
・『一晩だけ泊めてくれ』と言う
最初に思いついた案で…
☆ステータス
技術点 12/12 体力点 22/22 運点 10/10
☆持ち物
剣
革の鎧
ザック
ランタン
☆魔法(原魔法点=15)
〈妖怪写し〉の術×1
〈千里眼〉の術×1
〈火炎〉の術×2
〈愚者の黄金〉の術×1
〈目くらまし〉の術×1
〈浮遊〉の術×1
〈開運〉の術×1
〈防御〉の術×2
〈技術回復〉の術×1
〈体力増強〉の術×1
〈怪力〉の術×1
〈骨抜き〉の術×2
俺は夜空に浮かび上がっている物々しい形を目指して丘を登っていく。
TAKAYAN(もう一時間ほどで砦に着くだろう)
・
・
・
砦の外壁の少し手前で俺は小休止する。しかし、これは失敗だった。
眺めていると、砦が幽鬼のように見えてくる。
全身に悪寒が走るようだ。
T(ちっ、何を恐れることがある)
一瞬とはいえ、不安を覚えた自分が恥ずかしくなった。
T(俺は〈太古の魔法使い〉の一番弟子なんだぜ)
覚悟を決めて大きな門へ向かう。きっと見張りの衛兵がいるはずだ。
さて、どんな口実を使って門の中へ入れてもらおうか。
ここへ来るまでの間、俺は様々な手を考えていた。
『熱を出した衛兵に薬を持ってきた薬剤師だ』と言うのが無難だろうか?
また、商人や職人、または要塞の工事をする大工を装うのも悪くない。
もしくは単純に一夜の宿を求める旅人ということにしてもいい。
T(うまく忍び込めるかな…?)
思いを巡らせているうちに、門へと続く本道に出た。
門の落とし格子の両側で明々とランタンが燃えている。俺は門に近づく。
T「…!」
不意に獣が鼻を鳴らすような音がして、二匹の異様な生き物が現れた。
向かって左側に立っているのは、犬の頭と猿の体を持つ醜い妖怪で、
屈強な両腕を屈伸させている。
右側にいるのは、大きな犬の体に猿の頭を乗せた生き物だ。
猿の頭を持つ犬「……」
猿の頭を持つ犬が近づいてくる。
犬は俺の数メートルほど手前で止まると、後ろ足で立ち上がった。
そして俺に話し掛けてくる。
犬「ここに何の用だ?」
驚いた! 化け物のくせに、生意気にも口が利けるのか。
さて、何と答えようか…?
・薬剤師を装う
・『自分は商人だ』と言う
・『一晩だけ泊めてくれ』と言う
最初に思いついた案で…
☆ステータス
技術点 12/12 体力点 22/22 運点 10/10
☆持ち物
剣
革の鎧
ザック
ランタン
☆魔法(原魔法点=15)
〈妖怪写し〉の術×1
〈千里眼〉の術×1
〈火炎〉の術×2
〈愚者の黄金〉の術×1
〈目くらまし〉の術×1
〈浮遊〉の術×1
〈開運〉の術×1
〈防御〉の術×2
〈技術回復〉の術×1
〈体力増強〉の術×1
〈怪力〉の術×1
〈骨抜き〉の術×2