TAKAYAN'S ROOM

主にゲームブックを楽しんでいます

《サソリ沼の迷路》 第8話 怖くないぞ…(;・・)

2024年02月02日 21時49分03秒 | サソリ沼の迷路(完結)
俺は今、〈サソリ沼〉の南の端に立っている。

TAKAYAN(真鍮の指輪のおかげで、どちらが北なのかはわかる)が…

やっぱり地図は書いたほうがいいだろう。
但し、俺の作った地図を記事には載せないことにしておく。
(面倒だし、もし間違いがあったら、恥ずかしいからだ)

T「おっ!」

俺は沼地の北側へ続く小道を見つけた。
地面に置かれた石板に文字が書かれている。

 止まれ! この先は〈サソリ沼〉だ! 引き返せ!

丸い石の横には頭蓋骨と二本の骨が転がっていた。

T(海賊船の旗じゃあるまいし)

俺は警告を無視して北へ歩いていく。

T(泥の中に沈むのは情けないよな)

小道から外れないように進まないと…


☆ステータス
技術点 12/12  体力点 22/22  運点 10/12

☆持ち物

鎖帷子
ザック
真鍮の指輪

☆魔法の石
〈技術回復〉の術×1
〈体力増強〉の術×1
〈開運〉の術×1
〈火炎〉の術×1
〈友情〉の術×1
〈祝福〉の術×1
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《サソリ沼の迷路》 第7話 希少な果実

2024年02月02日 19時11分32秒 | サソリ沼の迷路(完結)
俺が真鍮の指輪のことを話すと、セレイターは大きく頷く。

セレイター「うむ、私は君のような勇士を待っていた。
     君なら私の望む物を持ち帰ることができるかもしれない」

セレイターは俺に微笑みかけたので、俺は誇らしい気分になった。

TAKAYAN「お宅の望む物とは?」

セ「では、話そう。その昔、アンセリカという植物があった。
 この植物には病気を治す力があり、白魔術を使う者には欠かせなかった。
 しかし、邪悪な魔法を使う者たちにとっては何の役にも立たない。
 だから黒魔術を使う魔法使いたちはアンセリカを根絶やしにしようと考えた。
 そして数年前、彼らは目的を果たしたかに見えた。
 ところが、私が占った結果、驚くべきことがわかった。
 アンセリカは〈サソリ沼〉の奥に一本だけ残っていたんだ!( ・□・)」

T「なるほど…」

セ「アンセリカは緑色の低木で、いい香りのする白い花を咲かせ、
 紫色の果実を実らせる。
 その実を持ち帰ってくれれば、私の魔法で大量のアンセリカを育てられるのだ」

T「わかった」

セ「あの沼地には財宝も隠されている」

セレイターは言葉を続ける。

セ「だが、私は財宝なんか欲しくない。アンセリカの実だけでいいのだ。
 見つけた宝は君の好きなようにすればいい」

T「もちろん、そうさせてもらうさ♪(^o^)」

セ「君のような勇士なら大抵の怪物は倒せるだろう。
 だが、魔法も使えなければ、苦しい冒険になるかもしれないな。
 剣だけで〈サソリ沼〉に挑むのは無茶だ」

T「ゔっ…(´・⚪・`; )」

そんなことを言われても、今回の冒険では魔法なんか…

セ「私の持っている魔法の石を六つだけ差し上げよう」

T「魔法の石…って?」

セ「それぞれの石には違った魔法の力が込められている。
 うまく使えば、君の冒険は楽になるはずだ」

T「それはありがたい!」

セ「但し、六回までということを忘れてはいけないよ。
 私は善の魔法使いだから、中立の魔法と善の魔法を知っている」

そう言うと、セレイターは俺に魔法の一覧表を見せる。

・〈技術回復〉の術(中立)
この術を使うと、原技術点の半分の値だけ技術点が回復する。
(原技術点が奇数の場合は端数を切り上げる)
当然だが、原技術点の値を超えて技術点を回復することはできない。

・〈体力増強〉の術(中立)
この術を使うと、原体力点の半分の値だけ体力点が回復する。
(原体力点が奇数の場合は端数を切り上げる)
当然だが、原体力点の値を超えて体力点を回復することはできない。

・〈開運〉の術(中立)
この術を使うと、原運点の半分の値だけ運点が回復する。
(原運点が奇数の場合は端数を切り上げる)
当然だが、原運点の値を超えて運点を回復することはできない。

・〈火炎〉の術(中立)
火を作り出して対象に投げつけることができる。
火に弱い生き物や燃えやすい物には絶大な効果を発揮する。

・〈氷結〉の術(中立)
水や水蒸気を氷に変えることができる。
対象が凍りそうになっているなら、効果は著しくなる。

・〈目くらまし〉の術(中立)
この術を使うと、幻影を生み出すことが蛇できる。
しかし、不自然な行動(蛇になった自分が剣を振り回すとか)をすると、
その場で術は解けてしまうのだ。
相手の知能が高ければ、なかなか効果的な術ではある。

・〈友情〉の術(善)
この術を使うと、相手は術者に好意を抱くようになる。
但し、友情が理解できない生き物には効果が無い。

・〈繁茂〉の術(善)
植物を急速に成長させることができる。
大きな植物なら一本、小さな植物なら数本に効果を発揮する。
もちろん、植物にしか効かない。

・〈祝福〉の術(善)
自分以外の生き物を祝福することができる。
祝福された生き物は技術点体力点運点を3回復する。

俺が選んだ魔法の石は以下の通りだ。

・〈技術回復〉の術×1

・〈体力増強〉の術×1

・〈開運〉の術×1

・〈火炎〉の術×1

・〈友情〉の術×1

・〈祝福〉の術×1

俺は魔法の石をザックに収めると、〈サソリ沼〉へ向かうことにする。

T「きっとアンセリカを見つけてくるぜ!」

セ「君に神の加護があらんことを…」

すごく危険な旅になりそうだが、俺はセレイターの知恵と厚意に支えられている。

 ────アンセリカの実を見つけて、セレイターの所へ持ち帰れ。────

さあ、いよいよ冒険の始まりだ!


☆ステータス
技術点 12/12  体力点 22/22  運点 10/12

☆持ち物

鎖帷子
ザック
真鍮の指輪

☆魔法の石
〈技術回復〉の術×1
〈体力増強〉の術×1
〈開運〉の術×1
〈火炎〉の術×1
〈友情〉の術×1
〈祝福〉の術×1
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《サソリ沼の迷路》 第6話 交番は無いのか?(;-⚪-)

2024年02月02日 16時52分27秒 | サソリ沼の迷路(完結)
鋳鉄で作られた角灯の下を抜けて、俺は酒場を出る。

TAKAYAN「うっ…」

まだ外は明るい。日差しが目に染みる。

T「セレイター… どんな人物だろう…?」

俺は道を歩き始めた。しかし、よく考えてみると…

T「どっちへ行けば、セレイターに会えるんだ?(;・∀・)」

…! 雑貨屋の窓から老人が体を乗り出している。ちょっと聞いてみよう。

T「セレイターって人の家を知らないか?」

老人「彼に何の用だ?」

T「いや、実は…」

俺が〈サソリ沼〉のことを話すと、老人は打ち解けてくれる。

老人「あっちへ向かって進むといい」

T「ありがとう!」

俺は老人が教えてくれた方角へ向かう。











一時間ほども歩いたが、それらしい家は見当たらない。

T(弱ったな… おっ!)

白い肌の女性が木陰で休んでいる。彼女に尋ねてみよう。

T「き、君、セレイターという人の家を知らないか?」

女性「彼は村外れに住んでいるわ。この道を進んでいきなさい」

T「ありがとう!」

俺は彼女に教えてもらった通りに進んでいく。











やがて小さな家が見えてきた。

T「…!」

白いチュニックを着て、リネンの半ズボンを履いた男が庭の手入れをしている。
俺は小道を歩いて家の方へ向かう。




男「何か用かね?」

T「ここにセレイターという人がいると聞いたんだけど…」

男「セレイターは私だが…」

T「おおっ、やっと会えた!」

セレイター「君がTAKAYANか」

T「…! なぜ俺の名を…?」

セ「グロナールは私の友達だよ」

T「だったら、話は早い。俺がお宅の依頼を受けようじゃないか。
 俺は〈サソリ沼〉を探検してみたいんだ」

セ「しかし、君は〈サソリ沼〉から生きて帰ってくることができるかな?
 あの未知の沼地を冒険するのは自殺行為に等しいぞ」

・セレイターに真鍮の指輪のことを話す

・話さない

真鍮の指輪は熱くならない。この魔法使いは信用できそうだ。


☆ステータス
技術点 12/12  体力点 22/22  運点 10/12

☆持ち物

鎖帷子
ザック
真鍮の指輪
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《サソリ沼の迷路》 第5話 やるべきこと

2024年02月02日 13時41分35秒 | サソリ沼の迷路(完結)
TAKAYAN「ちょっと待ってくれ! 魔法使いは三人いるんだろ?
     誰の依頼を受けるかは俺自身で決める!」

グロナール「TAKAYAN、あなたは本当に正直者なのですね」

俺が口を挟むと、グロナールは満足そうに頷いて、晴れやかに笑う。

グ「この世の中には必ずや正義のために戦う者がいます。
 善良なる魔法使い… 彼の名はセレイター…」

T「だから勝手に話を進めるなよ!」

グ「TAKAYAN、あなたも単純で一途な人間…(^o^)」

T「それは褒め言葉なのか?(-⚪-;)」

グ「あなたも我々の仲間だ。だが、多くのことを学ばなくてはならない…」

T「…!?」

何だかグロナールの体が大きくなったような…
彼のローブに十字架が浮かんで… おや? いつの間にか剣を携えて…

T「あ、あんた、いったい何者なんだ?」

グ「……」

グロナールはテーブル越しに手を伸ばして、俺の額に触れる。

T「うっ…」

目が眩む…

グ「TAKAYAN、セレイターに会いなさい」











T「はっ!」

いつの間にかグロナールの姿が消えている!

T「グロナール、どこへ行った!?」

戸口から出ていったのか? いや、そうは思えないが…

T「それにしても、爽やかな気分だ」

グロナールは俺に祝福の魔法を掛けてくれたらしい。
(原運点+2、10→12)

T(よし、セレイターとやらに会ってみよう…)


☆ステータス
技術点 12/12  体力点 22/22  運点 10/12

☆持ち物

鎖帷子
ザック
真鍮の指輪
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《サソリ沼の迷路》 第4話 せっかくの冒険だから

2024年02月02日 10時37分19秒 | サソリ沼の迷路(完結)
俺はグロナールに同意する。

TAKAYAN「確かに達成すべき任務があったほうがいいかもしれない」

グロナール「おお、これは頼もしいお言葉です」

グロナールは頷く。

グ「この村に三人の魔法使いが来たことはTAKAYANも御存知でしたね。
 彼らは自分の代わりに〈サソリ沼〉へ行ってくれる勇士を募集しています。
 一人目は〈善〉の戒律の魔法使いです。彼は信用できる人物です。
 ぜひとも彼の頼みを聞いてあげてほしい。その魔法使いの名は…」

そこでグロナールは言葉を切って、ジョッキのビールを飲み干す。

・グロナールの話を最後まで聞く

・『勝手に決めるなよ』と言う

他の二人のことも聞きたいぜ。


☆ステータス
技術点 12/12  体力点 22/22  運点 10/10

☆持ち物

鎖帷子
ザック
真鍮の指輪
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