Liuze:
郵政民営化がどうして日本を売ることにつながるんですか?
あくま:
小泉元総理は生粋の自由主義者だったんや。
自由主義っちゅうのは、国が国民にあまり干渉しない、規制を緩和して国民の自由にさせたる。
小さい政府やな。
そのかわり、なにかあっても自分のケツは自分で拭きなはれ、政府は責任取りませんよっちゅうのが自由主義。
Liuze:
たしかに、郵便局が民営化されてからは、なんかカウンターのおばさんが優しくなったような気がします。
お客さんとして扱ってくれてるというか…
それまでは、なんだか業務的な対応だったような気がしますね。
お役所仕事みたいな。
公務員特有な気質ですかね。
まぁ、わたしの行ってた郵便局がたまたまそういうスタッフだっただけなのかもしれませんが…
あくま:
せやな、民営化にすることで競争原理が働けばがんばらな潰れる可能性が出てくるからな。
そこはええとこかもな。
でも、競争力の少ない企業や組織にとっては、自由主義は過酷な世界やで。
どんどん大きな企業に淘汰されていきよる。
効率も重視されるから職人的な存在の中小企業も軽視され踏みにじられたりしとるわな。
Liuze:
国は国民を守ってくれてると学校で小さいころ教わりましたが、そういうわけではないのですね。
あくま:
せや。
それどころか、自由主義の政治家は国民を売り物にしてるのが現状や。
自由主義というのは国を売るのにとても都合のええ思想なんや。
もちろん、全ての政治家ではないがな。
あくまのわしとしては、全ての政治家に自由主義者にさせるのが目標ではあるが…
中には妙なことに目覚め始めた保守主義のやからも増えてきておる。
石破なんかは当時、自由主義者だったが最近はそうでもない発言をし始めておるな。
これはわしとしてはゆゆしき事態や。
Liuze:
全ての政治家があくまさんに魂を売っているわけではないのですね。
では、国民を売り物にしている政治家というのはだれのことですか?
あくま:
ワシが育てた優等生の1人、竹中平蔵。
やつは日本郵政を外国に売ってがっぽりもうけたんや。