大地母神キュベレー。
キュベレーは、クババが起源。
クババの持つイチジクは知恵を意味し、人類に知恵を授けた。
キュベレーの名前の意味は、知識の保護者。
ライオンを聖獣としている。
イナンナもライオンを聖獣としていた。
シュメールの粘土板によると、女神イナンナは別名エデンの女主人。
エデンのイナンナと呼ばれていた。
クババ、イナンナ、エヴァには深い関係がある。
クババが女神イナンナを信仰していたのか。
女神イナンナ=クババなのか。
クババがエヴァに知恵を授けたのか。
エラムではイナンナと同一視されるピニキルが蛇を崇拝していた。
だとすれば…
知識の保護者キュベレーには、御神体が存在している。
ローマ史によると、紀元前203年にキュベレーの御神体が、ローマのパラティーノの丘に運び込まれた。
そのおかげでローマは大きな戦争に勝利できた、ということで、キュベレーは勝利の女神ともなっている。
このとき運ばれた御神体は、手に持てるサイズの黒い石であった。
その石は、隕石であり、キュベレーは宇宙からやって来た。
宇宙からやって来た女神が人類に知恵を授けた。
イスラム教の聖地メッカで信仰される立方体、カアバ神殿。
西暦605年、イスラム教の開祖ムハンマドは、カアバ神殿の東側に、その黒い石を埋めたとされる。
この黒石は何世紀もの間に割れて破片となっている。
信心深いイスラム教信者からは、アダムとエヴァの時代に天から落ちてきたものとして伝えられている。
しかし、最近の調査では、隕石ではないという見方もある。
ただ、カアバ神殿自体、戦争や災害で何度も立て直されており、果たして最初からずっと同じ黒石であるのかは分からない。
この黒石はムハンマド以前にずっとその場所にあった。
カアバ神殿があった場所には、別の信仰があり、様々な神様が祀られていた。
それを、ムハンマドが西暦630年にメッカを占領して、300以上の偶像を破壊した。
その中に黒石も祀られていたが、ムハンマドはこの黒石だけは何か重要な意味を持つものとして、唯一破壊せずに残した。
では、その黒石は、何という神様として祀られていたのか。
アッラートと呼ばれる五穀豊穣・月の女神であった。
アブラハムや父のテラが信仰していた月神ナンナ信仰。
ナンナの子が太陽神ウトゥと女神イナンナ。
月神ナンナは男性神だと言われている。
しかし、メソポタミアの王女がナンナ女祭祀という役職に就いていたことから、もともとは月神ナンナは女神だったのではないかと言われている。
ナンナは暦を司る神様ともされていて、日本神話のツクヨミ(月を読む)と重なる部分がある。
月神ナンナと女神イナンナが親子関係にあり、イナンナと同一視されるピニキルの蛇信仰。
カアバ神殿の黒石が元は月神・五穀豊穣の神。
女神イナンナからクババ、黒石を御神体とするキュベレーは同じ起源を持つ。
アッラートの御神体も黒石。
全ては、女神イナンナやクババに集約されていく。
黒石が隕石だとすると、クババは宇宙からやって来たことになり、最初の女性であるエヴァに知恵を与えた。
しかし、後世では女神イナンナはとんでもない暴れ馬として伝えられた。
クババはそのほとんどの情報を隠され、キュベレー信仰も弾圧された。
後世の支配者にとっては邪魔な存在であった。
ムハンマドは次のように言っている。
「最後の審判の日が来たら、この黒石に目や口が生えて、この黒石に触れたことがある者を助けるだろう」
つまり、最後の審判の日、黒石に封印された女神が復活するという。
キリスト教の聖母マリア、ホピ族の伝承、日本神話にも隠された女神伝説があり、終末には女神が復活し世界を救済するという言い伝えがある。
世界の終わりには、女神が私たちを救いに現れる。
そして、私たちを新世界秩序、ニューワールドオーダーへと誘う…
信じるか信じないかは…あなた次第です。
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