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2007年2月、プーチンは、ミュンヘン安全保障会議で、ディープステートに対し、宣戦布告のような演説をしています。
以降、実質的にナチズム・シオニストが動かすNATOとの敵対関係が悪化していくこととなります。
「冷戦後、提唱された一極集中の世界は実現しなかった。
人類の歴史は確かに一極集中の時代を経て、世界の覇権を目指す動きを見せました。
そして、世界史の中でそれが起こらなかったことなどあったでしょうか?
しかし、一極集中とは何か。
この言葉をどう飾ろうとも、結局はある一つの型にはまった状況、すなわちある一か所に権力が集中し、力が集中し、全ての力が集中することを指しています。
それは、一人の主人、一人の支配者が存在する世界です。
そして、結局のところ、このシステムの中にいる人々だけでなく、それは支配者自身にとっても有害であり、内側から蝕われていくものなのです。
そして、民主主義とは何かの共通項はありません。
なぜなら、御存じの通り、民主主義とは、少数派の利益や意見に照らし合わせた多数派の力だからです。
ちなみに、ロシアは、我々は常に民主主義について教えられてきています。
しかし、なぜかそれを教える側は、決して学ぼうとはしません。
私は、今日の世界において、一極集中世界は受け入れがたいだけでなく、不可能だと考えています。
それは、今日のまさに今の世界で、個人のリーダーシップが発揮されれば、軍事的・政治的・経済的資源が足りなくなるだけではありません。
より重要なのは、このモデルそれ自体に欠陥があることです。
なぜなら、その基礎には現代文明の道徳的基盤が存在しないし、存在しえないからです。
それとともに、今日の世界で行われていることは、私たちはこの議論を始めたばかりですが、まさにこの概念、一極集中の概念を、国際情勢に導入しようとする試みです。
その結果、どうなったか。
一方的で、しばしば非合法な行動は、なんの問題も解決していないどころか、新たな悲劇を引き起こし、新たな緊張の渦を作り出しています。
戦争や地域紛争は、減っていません。
ロシアは、千年以上の歴史を持つ国であり、事実上、常に独立した外交政策を遂行する特権を行使してきました。
私たちは、この伝統を変えるつもりはありません。
同時に、私たちは世界がどのように変化したのか理解しており、自国のチャンスと可能性について現実的な感覚を持っています。」
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