5月から旬を迎えるトロピカルフルーツ、マンゴスチン。
ちょうどビワが並び始めるのと同じくらいに、マンゴスチンも店頭に並び始める。
上品な香りと、さわやかな甘酸っぱさ、そしてぷるんとした優しい食感と舌触り。
ドリアンが果物の王様ならば、このマンゴスチンは果物の女王と呼ばれる。
パイナップル※,チェリモヤとともに、世界三大美果にも挙げられる。
しかし、そうそう流通している果物でもなく、
またドライフルーツや缶詰など加工品も見かけないため、
名前は聞いたことがあれど、どんな果物なのか知らないという人も多いだろう。
直径4cm~8cmほど。
固いあずき色した皮に覆われた、見た目 丸っこい柿のような果物。
へたは本当に柿に似ている。
固い皮を横一文字にくるっとナイフを入れて、フタを開けるように皮を脱がせる。
すると、中からみかんの房のような真っ白の果肉が現れる。
果肉の見た目は、ランブータンに近い。
皮からにじみ出る赤紫の汁は、衣服に付くとシミになるので注意。
この果肉をフォークでそのままいただく。
上品な香りと甘酸っぱさが口いっぱいに広がる。
全ての果肉に大きめの種ができるらしいが、未成熟の場合はそのまま食べることができる。
果汁は滴るほどではないが、かといって瑞々しさがないわけではない。
暑いこの季節、冷蔵庫でよおく冷やしたこれが最高に美味しい。
マンゴスチンの種
コツが要るが、手で簡単に剥くことも可能。
マンゴスチンがその辺のスーパーで、ふつうに売られるようになったのはここ最近のこと。
日持ちの悪い果実なため、以前は検疫の関係で冷凍されたものしか輸入されていなかった。
だが近年は冷蔵輸送も可となり、それによって一般的に普及するようになった。
初めて自分がマンゴスチンを食べたのは20年ちょっと前、まだ二十歳前。
当時郵便局がやっていた、ワールドゆうパックという海外からの取り寄せで、
マンゴーやパパイヤ、ランブータンなどと一緒に、わざわざ取り寄せて食べた。
その時はまだマンゴスチンのみ冷凍だった。
皮の汁が衣服に付かないように注意。
4個入りで500円~600円ほど。
主要な生産国はインドや中国、インドネシアなどだが、
日本への輸入は、タイからのものが100%らしい。
なるほど、自分が今までに食べたマンゴスチンも、全てタイ産だ。
ニンニクにも似ているかも。
価格からして、そうそう口にできる果物ではない。
だが、一年に一回くらいは味わいたい果物だ。
夏場になると、スーパーの果物売場でちらほらと見かけ始めるマンゴスチン。
これが並び始めると、梅雨になり瞬く間に暑い夏が訪れる。
トロピカルフルーツには暑い夏を乗り切る栄養素が含まれているという。
庶民の果物、バナナやキウイフルーツ,パイナップルで事足りるけれど、
マンゴスチンでちょっとだけブルジョワ気分を味わうのもいい。
マンゴスチンの果汁100%の濃厚で美味しいジュースも。
こちらもタイ産。
価格は198円とリーズナブルだったので、こっちの方がいいかも?
ポケットモンスターサン/ムーンから登場したポケモン、アマカジ。
このデザインを観た瞬間、マンゴスチンやん!って思った。
図鑑の内容もマンゴスチンのそれっぽい。
ただし進化すると大変な姿に・・・。
やたら美脚な格闘が得意なくさポケモンに。
優秀なかくとうわざを覚えるのに、なぜかかくとうタイプは得られず・・・。
キノガッサと被るから・・・?
※世界三大美果・・・マンゴスチン,チェリモヤは確定だが、
残るひとつはパイナップルではなく、マンゴーだと主張する声もある。
マンゴスチンって名前は聞いた事
あるけど、
どんなものかは知りませんでした。
なるほど、形は柿に似てますね。
皮をむくとミカンのようで
食べるとライチのような味
面白いですね!
コメントありがとうございます。
マンゴスチン、やっぱりあまり認知されていないようですね。
まずこの果物を置いてあるお店が少ないし、
“マンゴスチン味”っていうお菓子やジュースも見ないですもんね。
数年前にマンゴスチン味のハイチュウがありましたが、
自分が記憶している限り、それっきりです。
ライチに食味が似ていますが、
香りも味も正直ライチの方が上かなって思います。
もし見つけたら、話のネタにと、ぜひ食べてみてください。