よろず戯言

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ウメミンツ

2013-03-08 00:27:27 | グルメ

懐かしの駄菓子紹介。

今回はオリオンの、“ウメミンツ”

 

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紀州産の梅肉使用の本格派。

着色料も天然色素のみ。

8g入り。

 

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当たりくじ付き紙パック入り。

6g入り。

 

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赤い小粒。

口に入れ損なってよく落とす。

 

小さなプラスチック容器に詰まった、紅色の小粒、

3mm程度のその小粒、口に含んで噛むと、甘酸っぱい梅の味と、

さわやかな梅の香りが口いっぱいに広がる。

とはいえ、一粒では感知しにくく、一度に数粒は口に含む必要がある。

フレスクとか、メンソールが強烈な、粒菓子が登場するまで、

口をリフレッシュするお菓子としては、ガムや飴を除けば、これしかなかったと思う。

 

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一口で食べきれる小袋サイズ。

3.5g入り。

 

このウメミンツ、発売から40年近く経つロングセラー商品で、

オリオンから販売されている主力商品、ココアシガレットと対をなす商品。

というのも、ココアシガレットが文字どおり、タバコをモチーフにしたお菓子で、

このウメミンツは、ライターをモチーフにした容器が採用された。

かくして、タバコとライター、子供が楽しむことのできない大人の嗜好品を、

うまく駄菓子に取り入れてロングセラーとなった。

大阪のメーカーらしいアイデアだ。

 

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開け口に「左右に引いて下さい」とあり、その通りやってみたが、うんともすんとも・・・。

なにかの拍子に、封緘のミシン目が切れてパカッとフタが開いた。

 

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ライターを模した容器。

 

うちの息子に先日、買ってあげたら、

目を丸くして、不思議そうに眺めている。

ラムネやキャンディーは見たことあれど、こんなお菓子は初めてらしい。

「これ、なんの おかし?」

「ウメミンツたい。」

「いや だき、なんちゅうおかしかい?」

「だき、ウメミンツたい!」

「もう!ちがう、あめとかチョコとか、しゅるいで、なんのおかし?」

「ああ、・・・・ラムネ? いや砂糖菓子かな?」

そんなヘンテコな会話が交わされた。

そして食べて感激、それから息子、すっかり気に入って大ハマリ。

 

Photo

それぞれ25g入り、40g入りの大袋。

パッケージは異なれど、どちらも同じオリオンのウメミンツ。

無印良品のウメミンツも、おそらくPB※1供給の同一製品だと思われる。

 

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巨大紙箱パッケージの梅ミンツ。

中身は小袋紙パックが22袋入っている。

 

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ウメミンツのバリエーション。

桃味,パイナップル味,ブルーベリー味。

ライター型の容器は同一。

  

Photo

類似品も発見。

北九州市にある、ナッツやドライフルーツの輸入販売メーカー、友口から発売されている、“梅ミンツ”。

本家よりも梅の風味は弱いが、フルーティーで甘く、やわらかい。

一度に食べるとかなり甘い。

販売地域は西日本だけか?

 

このウメミンツ、ちょっと眠気覚ましやリフレッシュ効果もあり※2

常備していて、夜間の作業やドライブ中に、ちびちび口に入れて楽しんでいるのだが、

これ、他のものに混ぜたら美味しいかも? ・・・とか考えてみた。

カラースプレーのように、アイスクリームやケーキのトッピングに・・・

!!

 

二年前、太宰府で食べた、梅ソフト

あれだ!

あれこそ、このウメミンツをそのままアイスにしたような味だった!

あの梅ソフトに、このウメミンツをトッピングしたら、美味しさ倍増じゃなかろうか!?

 

そう思い立って、ウメミンツをひとつ胸のポケットに忍ばせ、一路、太宰府天満宮へ――。

前日の記事、「梅」で、太宰府天満宮へ行ったことを書いていたが、

太宰府天満宮へ行った本当の目的は、

「参道で販売されている、名物“梅ソフト”に、このウメミンツをトッピングして食べてみたい!」

という非常にばかばかしいことだった・・・。

 

梅の記事は本来予定にはなく、

いい梅の写真がたくさん撮れて、それを紹介しないともったいないと思えて記事にした。

まあいわば副産物のようなものだ。

 

それはそうと、実際に梅ソフトにウメミンツをトッピングしてみた。

おっさんが、ニヤニヤしながらソフトクリームへ何かをふりかけて、

それをまたニヤニヤしながら撮影して、その後おもむろにそれを食べる。

はたから見ると、なんと怪しい光景だったろうか。

 

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さすがに人でごった返していたメインストリートは避け、

路地裏で決行。

とはいえ、人通りがゼロというわけではなく、

絶え間なく行き交う人々の、不思議そうな目線が痛い。

が、ブログネタのため、そんなことには動じない。

  

食べてみると、これが絶品!!

ウメミンツのそんな固くもない、微妙な加減の柔らかさと、

梅ソフトのなめらかな舌触りが異様にマッチ。

味は相殺されることなく、同じ梅フレーバーだが微妙に異なる甘さと香りが、

見事なハーモニーを奏でてくれる!

これは大正解。

今後、太宰府天満宮に行く方で、この梅ソフトを食べる予定の方は、

ぜひこのウメミンツをひとつ、ポケットに。

 

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ついでに、ホカホカの梅ヶ枝餅にもトッピングして食べてみた。

これもイケる!!

餡との相性もいいぞ、ウメミンツ!

 

 

※1 PB(プライベートブランド):小売側が企画した統一ブランド商品。

   各メーカーにそのブランド向けに商品供給をしてもらう。

   主な例として、イオンのトップバリュや、生協,無印良品など。

   コンビニの菓子やパンなどの統一ブランドもPB商品。

 

※2 あくまでも自身の個人的な効果です。

 

 



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