よろず戯言

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2013-03-07 02:05:38 | フラワー・園芸

早春に咲く優雅で風流な花、“Prunus mume”

日本では古来より縁起のよい花とされ、正月の風物として取り扱われる。

年賀状のイラストなどにはもちろん、と共に門松にも使用される。

 

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白梅

川崎町にて

 

福岡では一月の下旬頃から開花がはじまり、2月中旬にはピークを迎える。

しだれ梅や八重咲きのものは2月に入ってから開花が始まり、下旬頃にはピークを迎える。

3月に入った今では、すでに散ってしまった木もあるが、まだもう少しだけ見ることができる。

八重咲きで遅咲きのものは、枝にびっしりと花を付けて、ちょうど今が見頃かもしれない。

 

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白梅 八重咲き

篠栗町にて

 

盆栽仕立てのものなどは、年末には園芸店などに様々な品種が並びはじめる。

これらは開花が早く、1月中旬頃にはつぼみが膨らみ、下旬には開花が始まる。

今はほとんどの鉢が、すでに散ってしまっている。

植木用の大きな苗木などは年が明けてから並び始める。

見事なしだれ梅なども並び、それらが優雅に咲き誇ったのを見ると、

庭の広い家に住んでいたならば、思わず買ってしまいたくなる美しさ。

当然、こういうものはすぐに売れてしまう。

 

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しだれ梅

 

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紅梅

太宰府市にて

 

梅の花はほのかに香るらしいのだが、自分は例のごとく鼻が効かず、

これを嗅いで楽しむことができない。

そして梅は、冬・早春には花を楽しみ、夏になると実の収穫が待っている。

梅の実を収穫して、梅干しや梅酒作り、紀州・和歌山の南高梅が有名だ。

その他の加工品でも、梅ゼリーやのし梅なども知られている。

水戸の のし梅も最高に美味い。

 

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白梅と紅梅

  

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変わり咲きの梅。

品種名を失念。

 

もう既にピークも過ぎた頃ではあるが、

あることで思い立って、休みを利用し、梅の名所へ出かけることにした。

東日本では、茨城にある日本三大庭園のひとつ偕楽園や、同じく茨城の筑波山

関西では、和歌山の南部梅林田辺梅林など、有名どころがあるが、

九州だと思いつくのは、やっぱり太宰府市にある、太宰府天満宮

ここはそこまで梅の数が多いわけではなく、

梅との縁や歴史、植えられてる木々の多種多様さ、

そして太宰府天満宮と一体となった景観での名所だと思う。

 

というわけで、車で一時間かけて太宰府天満宮へ行って来た。

一昨年の一月にゴッホ展を見に行ったとき以来、二年ぶり。

 

 

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大鳥居の前にて。

出店のお面が景観を損ねているような、いい味を出しているような・・・?

 

二年ぶりにやってきました太宰府天満宮。

週中日の平日の昼間にも関わらず、観光客でごったがえす表参道。

もっと閑散としていると思ったのに・・・。

 

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にぎわう表参道。

 

太宰府天満宮の敷地内にある、九州国立博物館で、

現在人気の展覧会が催されており、

その来客が含まれているのもあるだろうが、

受験の合格発表も終わり、お礼参りに訪れている学生の団体に、

やっぱり目立つのは、中国や韓国人旅行者。

3割くらいは、中国・韓国の旅行者だったんじゃなかろうか?

 

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表参道で出会った、白無垢姿の麗しき花嫁さん。

袴姿の花婿さんも居られ、めでたく婚礼の儀を済ませた後のよう。

周りの観光客(おばちゃんら)も、うっとりと花嫁さんを眺めていた。

こんなめでたい光景に出くわすとは、私は運がいい!

 

華やかな新郎新婦をよそに、参道の脇には

一昨年訪れた際にも居た、托鉢する僧侶の姿。

濱田岳似の、たぶんあのときと同じお坊さん。

一時間ちょい散策したが、その間ずっとこの場で読経していた模様。

 

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敷地内に整然と植えられた梅の木

 

さっそく敷地内の梅を楽しむ。

既に散っているものもあるが、まだまだじゅうぶんに楽しめた。

白梅がほとんどだが、たまに濃い紅梅や、ピンクの八重咲きの梅などもある。

太宰府天満宮から、九州国立博物館へと移動する辺りに、

たくさんの梅の木が並んでいて、天気のいいのもあって、

たくさんの方がそこで足を止めて、写真を撮ったり休憩したりしていた。

 

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八重咲きの梅、紅白。

幹は複雑に折れ曲がり、宿り木が付き、苔むして良い感じの古木。

   

本殿の右脇には、樹齢1000年を超える御神木、“飛梅(とびうめ)”がある。

菅原道真が京の都から太宰府へと左遷される際、

自宅の庭に植えていた梅の木に別れを惜しんで詩を詠んだ。

その後、同じく主人を想い、それを追って京からこの地へ飛んで移動してきたという。

その伝説が“飛び梅”の名前の由来。

 

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道真の後を追って、京の自宅から一夜にしてこの地に飛んできたという飛梅。

実際には道真の家臣が自宅から苗木を持ってきて移植したらしい。

 

社殿の両脇にはお守りなどを販売する店が建ち並び、

赤い袴姿がまぶしい巫女さん達が忙しそうに接客していた。

この紅白のまぶしい巫女さんの衣装と、桃色のしだれ梅のコントラストが雅なこと。

それにしても巫女さんの衣装というものは特別で、

失礼だが、ルックスが今ひとつであっても、妙に惹かれる。

盆に御神酒を乗せて運ぶ姿も艶やか。

 

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受験シーズン前だと、ここがごったがえすのだろうな。

 

なぜか見事な和装姿で梅を見る若い女性二人。

髪型も着こなしもばっちりで、日本舞踊だか何かをやっている方達なのだろうか?

二人とも とびきり美人で小柄で細く、和服がよく似合う。

何かの撮影かしらと、周りを見渡したほど。

梅の木を背景に、こっそり写真に収めたい衝動に駆られたが自制心が働いた。

やっぱりこうおもむろに人物を撮りたいときは、きちんと許可を貰わねばなるまいし、

一眼レフとか持って、ちゃんとしたカメラマンや写真愛好家でなければそれも叶うまい。

が、中国人や韓国人の野郎どもがお構いなく、その女性を写メやデジカメでガンガン撮影。

こういうのひとつ取っても、民族柄が出るな~としみじみ感じた。

自分がチキンなだけなのかもしれないけれど。

 

 

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境内への入口。

道真の亡骸を故郷に運ぼうとしたときに、

この地で動かなくなった牛車の牛様の像も鎮座する。

 

おみくじ結び場で、若いカップルが悪戦苦闘。

今の若い子らは、おみくじもまともに結べないのか?

まあ自分も結ぶときに勢い余って破ってしまうけれど。

ハングル語の会話が聞こえてくる。

韓国人の夫婦かカップルとおぼしき男女の旅行者。

おみくじを広げ、何かふたりで言い合っている。

日本語でしかも部分的に古い表現で書かれたおみくじ。

読めるのだろうか?

 

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池のほとりにあった、見事なしだれ梅。

 

絵馬がぶら下がっている場所で恒例の絵馬盗み見。

人の願い事を盗み見するなんて、なんて無粋なんだろう。

だがしかしこれが楽しくて楽しくて・・・。

 **高校に合格できますように!

 **大学に入れますように!

 **資格試験に合格できますように!!

 **免許が獲れますように!

学問の神様とたたえられているだけあって、やっぱり合格祈願のものが多い。

 

そのほかにも健康や家内安全、縁談や恋愛などさまざま。

そんななか、幼い子どもが書いたのであろう、たどたどしいひらがなで、

 なわとびが できるように なりたいです 

七夕の短冊じゃねえよ!

親はブルジョアか?高い絵馬代払って、なーに子供に書かせてんだよ。

ほほえましいけれどさ。

 

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太宰府天満宮本殿。

脇に見える老木の梅の木が飛梅。

 

それから、ハングル語や中国語で書かれた絵馬もたくさんあった。

こういうのを見ると、国際的に歴史問題や領土問題で、

ネットでも過去の歴史やら民族の価値観などで、

お互い醜聞まみれで対立し合っているのが、本当にバカバカしく思ってくる。

でもまあ実際、難しいよなあ・・・。

 

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絵馬さげ場と、おみくじ結び場。

 

色んな事を考えながら、おみくじを引く。

小吉・・・微妙だな。

 運勢 運気混沌とした兆しがあります。

     人によっては両極端な運勢になりやすいので~

両極端なのかよ!

 病気 よくよく保養せよ 敬神を怠るな

心身ともにズタボロですわ・・・敬神ねえ・・・。

 

そういや今年はまだ初詣に行ってなかったわ。

というわけで、今日のこの太宰府天満宮でのお参りが初詣。

二年前も同じようなことを書いた記憶が・・・。

 

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馴れた手つきで梅ヶ枝餅(うめがやもち)を焼く、イケメンニイちゃん。

表参道の両側に軒を連ねる、梅ヶ枝餅の店、

人気店は長蛇の列ができるが、店員がいくら呼び込みしても誰も立ち止まらない店も。

自分は今回も前回と同じと思うのだが、誰ひとり客の居なかった、

おバアちゃんと孫らしき青年がやってたお店で購入。

 

一時間ちょい太宰府天満宮を散策し、名物 梅ヶ枝餅を買い、

ラジオCMでずっと気になっていた、えとやの“梅の実ひじき”を買い、

そして、太宰府に来ることを思い立った、“ある目的”も済ませて帰路に就く。

 

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太宰府天満宮の参道に、スタバが!

そこのババア、犬抱いて座ってんじゃねえよ!

オープンカフェだったら許されると思ってんのか?

 

いや~太宰府いいわ。

福岡県民だったら定期的に来んといかんね。

何よりも、こういう場で歴史とか文化とか自然とか人の営みとか・・・

いろんなことを体感して新しく知って、刺激をもらう。

 

この日、今ハマっているドラクエⅩの大型アップデートの翌日でもあり、

やもすれば、家に閉じこもって一日中それに没頭していたかもしれない。

それも楽しいかもしれないが、限られた休みにそのようなことをしても得る物は少ない。

やっぱりこうやって外へ出て、様々な場所へ繰り出し、

新しい刺激をもらって、様々なことを思って学ぶ。

 

そんなことを思い、ドラクエに没頭して夜更かし続きの自分を戒めてみた。

2時には寝るようにせんと・・・と思っているのに気付いたら3時になってしまい・・・。

 

 

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九州国立博物館の側壁。

前回と変わらず、きれいに磨かれまぶしく輝いていた。

ソーラーシステムミラーはいつでも照射可能。

これを撮影するためだけに、長いエスカレーターを登って降りた。

 

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そしてだざいふ遊園地。

にこにこぷんのじゃじゃまるは、未だ健在だった!

もはやここには居てなくちゃならない存在のようだ。

 

 

 

 



2 コメント

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Unknown (手稲鉱山通)
2022-11-18 23:13:21
にこにこぷんとドレミファどーなっつは今はもう終わってしまったけど、ドレミノテレビ(UAさん、山口ともさんと木南晴夏さんらの出ていた音楽番組)とわたしのきもち(阿部サダヲさん、高橋克実さん、的場浩司さん、ベッキーさん、ピエール瀧さん、中川翔子さんらの出ていた教育番組)は現在はBS-TBSで放送されています。(ただしドレミノテレビはドレミノコドモはNHK時代とは大きく変わっており、わたしのきもちはピエール瀧さんは野々村真さんに変更されています)
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太宰府ゆうえんちの じゃじゃまる、まだ在るのかな? ()
2022-11-21 01:54:13
手稲鉱山通さん こんばんは、コメントありがとうございます。
 
情報ありがとうございます。
ただ、自分はBSを視聴できる環境じゃないので、
残念ながら、お教えいただいた番組は視聴できないです。
 
ピエール瀧さんは良い役者さん(本業はアーティストだったか?)だったのに、
あんな事件を起こしてしまい、残念でなりません。
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