桃鉄の物件紹介、その9。
今回は西都の『完熟きんかん』。
宮崎の1マス上の駅、西都(さいと)。
農業王国宮崎のかなかでも、高級マンゴーなどで有名。
口蹄疫に鳥インフルエンザに、散々な目に遭った町である。
完熟きんかん園は、3億円で10%の収益率。
なかなか美味しい農林物件で、西都駅のなかでも一番魅力的な物件だ。
おそらく果実として食される柑橘類では、きんかんが最小だろう。
直径がせいぜい、2.5~3cmほどで、スーパーボールくらいの大きさ。
大ぶりのものや、やや卵型のものもあるが、それでも4cm未満である。
“たまたま”・・・安易なネーミングだが、れっきとしたブランド名。
ちなみにこれより上位のブランドが、“たまたま エクセレント”。
頬張りだしたら止まらない。
出荷のピークと、旬は3月。
記事にするのが遅くなったため、もう既にシーズンオフとなってしまった・・・。
この宮崎の完熟きんかんのブランド、“たまたま”は、
大きさや糖度など一定の基準をクリアしたもののみ付けられるもの。
ひと袋、398円もした。
皮もむかず、へたも取り除かず、丸ごと食べる。
種は特有の苦味があるので自分は出すが、種も丸ごと食べていいらしい。
シロップ漬けなど柔らかくなっているものは種も食べる。
果肉よりも皮の方(内皮の白いとこ)が甘く、果肉はほどよい酸味。
皮ごと頬張るので、柑橘の爽やかな風味が口いっぱいに広がる。
きんかんといえば、きんかん湯や、のど飴をはじめ、
生姜やかりんと並び、のどに良い食物だというイメージがある。
柑橘類は総じて、のどに良いイメージだが、やはり、きんかんが随一。
きんかんを使用した商品群。
左のシロップ漬けも宮崎産のもの。 プレーンヨーグルトに混ぜて食べると、最高に美味い!
えなりかずきでおなじみの、ノーベルのはちみつきんかんのど飴、冬場は確実にお世話になる。
昔は、甘露煮やコンポート,ドライフルーツなどに加工して食するのが一般的だったのが、
品種改良の積み重ねで、糖度が増して、生食も一般的になったのだという。
子供の頃、お向かいの家の玄関脇にきんかんの木があり、
よく友達と一緒に、無断で穫って(盗んで)食べたものだ・・・・・。
きんかんの木、福岡県古賀市の園芸店の庭にて撮影。
3メートル近い大きな木に、びっしりと実を結んでいた。
で、キンカンといえば・・・。
ご存じ、虫さされ薬。
アンモニア&アルコール由来の独特の刺激臭と、
トウガラシ&アルコール由来の患部に塗布したときの強烈な滲み!
その強烈さゆえ、用途以外に使用したときは凶器となる。
映画「ぼくらの七日間戦争」のキンカン充填水鉄砲を参照。
この凶器性を加味せずとも、虫さされ薬として間違いなく最強である。
だが、正露丸,オロナイン,メンソレータム,赤チンキと並んで
家庭の常備薬だったこのキンカンも、ここ最近、多くの家庭から姿を消したようである。
20代後半以下の若いひとは、ウナやムヒは知っていても、このキンカンを知らないひとが多い。
実に嘆かわしいことである。
肩こりにも効く?んだぞ!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます