よろず戯言

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金銭餅

2015-09-14 21:37:38 | グルメ

地方のお菓子紹介。

今回は長崎県の"金銭餅(きんせんぴん)"。

 

ひとくちサイズの小粒のクッキー?のような焼き菓子。

ちょっといびつな不揃いの丸い形で、

表面は中華デザートのごま団子のように、びっしりと白ゴマで覆われている。

素朴な味わいでサクサク香ばしくて食べだすと止まらない。

 

 

長崎で400年ほど前に中国から伝わったお菓子だとか。

400年前といえば、戦国時代ってことか。

以来、長崎の郷土菓子として今日まで愛され続けている。

旅行などで長崎に行った際、これを見かけたという方も居られるのではなかろうか。

 

"金銭餅"という、なんだかおめでたい雰囲気のこの名前。

中国の古代のお金をモチーフにしたお菓子で、こう名付けられた。

なのでやはり縁起菓子として重宝され、

長崎を代表するお祭り、長崎くんちで、おひねりの中身としても利用されているらしい。

おひねりに使われるお菓子は、餅や飴というのが多いが、

この金銭餅が使われるのは長崎だからこそで、このお菓子の縁起の良さあってのものだろう。

 

いびつな形は手作りの証拠。

 

お菓子といえど、お土産品,特産品に分類するような商品なので、

一般的に販売されているクッキーやビスケットと比べると、少々割高。

販路も限らているだろうから、そうそう食べられるものではないけれど、

長崎に寄る機会あれば、ぜひ買って食べてもらいたい。

カステラやよりより(麻花)もいいけれど、素朴な味の金銭餅もぜひどうぞ。

食べると金運上昇するかも?

 

左側の小袋は長崎の親戚からもらったもの。

地元だとこんなのも売られているのかな?

 

教科書とかに載っていそうなシブいイラストだ。

楽器を持っていない後ろのヤツは、ピエール瀧のような存在なのかな?

 



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