自分の大好きな秋の味覚のひとつ、イチョウの種(仁)、ぎんなん。
子どもの頃は、苦手でこれを食べて頭痛を引き起こしたりもしたものだが、
大人になってからの食の好みの変化で、今じゃ好物になっている。
漢字で表記すると、“銀杏”になるのだが、
イチョウも漢字にすると、“銀杏”と同じになってしまうので、
自分は文章では種の方を、“ぎんなん”と平仮名表記している。
果肉の臭さはたまらない。
この独特の臭いは、含まれる酪酸によるもの。
冬に突入してしまったが、今年はまだそこまで寒くもなく、
ようやっと紅葉も見頃になり、イチョウの木も鮮やかな黄色に染まっている。
なので、今このネタでも大丈夫じゃなかろうか。
福岡では大体10月に入った頃から、このぎんなんが収穫される。
神社や公園、小学校にある木から採取されるが、
並木道などで拾う光景も見られるが、
交通量の多い国道に平気で路上駐車して、
スーパーの袋を手に、車道や歩道に落ちた物を拾う迷惑な年寄りも居て困る。
個人採取のもの以外に、きちんと生産されているものもある。
全国で生産され、有名なのは愛知県祖父江町産。
この近所だと大分県日田市が有名。
スーパーなどでも、日田産のぎんなんが並ぶ。
料亭などで見る、鮮やかな緑色したものが熟した色なんだそうな。
自分は、こっちの肌色~きつね色のものが熟したものだと思っていた。
もっとも好きなのは、やっぱりシンプルな焼きぎんなん。
串に刺し、塩をふりかけて焼く。
表面に、ちょっと焦げ目が付いてひび割れたくらいが食べ頃。
外は香ばしく、中はほっくり。
焼鳥屋なんかに行っても、まず間違いなく頼む。
お任せコースを注文する際も、店員に、ぎんなんが含まれているかどうかを訊くほど。
含まれていなければ、もちろん別途 単品で注文するのだ。
三つ葉,蒲鉾,椎茸,銀杏!
次いで好きなのは、やっぱり茶碗蒸し!
ちゃんとした料亭や寿司屋の茶碗蒸しには、まず間違いなく入っているのだが、
それ以外だとオミットされていることもある。
スーパーなどで売っている、レンジで温めるだけのレトルトの茶碗蒸しや、
回転寿司店などのチープなものは、まず底を探ってぎんなん捜索するくらい。
入っていないと、かなりがっかりする。
餅が入っていて、ぎんなん入ってないってどういうことだ!
餅というと、うちのお母んは、
おでんの具の餅入り巾着のなかに、しばしば ぎんなんを忍ばせる。
まずくはないが、ご近所にどっさりいただいたからと、
餅が薄れるほどに大量に入れるのは止めて欲しい。
ぎんなんは、大人だと大丈夫だが、
子どもが一次多量に摂取すると中毒の恐れもある。
自分がこれほど好むぎんなんも、
大人であっても若い世代には苦手なひとがけっこう多く、
年配のひとを除き、自分の周りの人間もあまり食べたがらない。
独特の風味とエグみが原因だろう。
友達で焼鳥屋などに食事に行ったりして、ぎんなんを注文すると、
「ええ~っ!」って感じのリアクションを受けるし、
忘年会などでは、各自の茶碗蒸しから取り出されたぎんなんが、
フタに乗せられ、数粒溜まって自分の席まで回ってきていた。
こんな記事書いていたら、またぎんなんを食べたくなってきた。
ぎんなんご飯。
少量の塩のみで味付け、これがめちゃくちゃ美味しい。
茶碗3膳いける。
問題ロックバンド、銀杏BOYZ。
ライブ中に全裸になって書類送検されたり、骨折したりと話題の絶えないバンド。
ボーカルの峯田和伸は、映画、“少年メリケンサック”に出演した。
バカバカしくて、低俗にも映る内容のPV。
どんなサブカルも許容できる人のみ試聴すること。
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YouTube: 銀杏BOYZ - あいどんわなだい(PV)
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