先日、三谷幸喜 監督作品、深津絵里 主演の映画、
“ステキな金縛り”を観てきた。
三谷監督作品では、佐藤浩市 主演の前作、
“ザ・マジックアワー”で大笑いさせてもらったので、今回も期待して観に行った。
失敗続きで後のない三流弁護士、宝生エミ（深津絵里）。
彼女のもとに、他に引き受け手のない、とある殺人事件の容疑者弁護の依頼が来る。
エミの所属する弁護士事務所のボス・速水（阿部寛）は、
それが最後のチャンスだと、エミにその事件の担当をやらせることに。
殺人事件の容疑者・矢部五郎（KAN）と面会するエミ。
検事・小佐野（中井貴一）は、既に立証に有力な物証と証言を得ていたが、
容疑者の矢部にはアリバイがあった。
事件発生当時、彼は動くことが出来なかった。
それは・・・落ち武者の幽霊によって、金縛りに遭っていたから・・・・。
それを聞いたエミは、矢部が金縛りに遭ったというオンボロの民宿を訪ねる。
そこで彼女もまた、金縛りに遭い、落ち武者の幽霊に遭遇する！
幽霊が見えるひとと、見えないひとが居る。
幸い？落ち武者が見えるうえに、会話ができたエミは、
その場で、落ち武者の幽霊・更科六兵衛（西田敏行）に、
法廷で矢部のアリバイを証言することを依頼するのだが・・・。
難しいイメージの法廷モノを、
こうも解りやすいコメディにしてしまう、三谷氏のセンスに脱帽。
小学生の子ども二人を連れて行ったのだが、
子ども達にも解って大笑いできる明快さ。
でもって、またキャスティングが豪華。
通常ならば主演を演じるほどの役者さんを、
ほんのなんでもない端役に起用してしまうのだから贅沢。
唐沢寿明なんかの、前作に続く端役っぷりだけでも笑えてしまう。
それから意外なキャスティング。
“愛は勝つ”で一斉を風靡した、シンガーソングライターのKAN。
大ヒットした歌とは裏腹に地味目な彼を、割と重要な容疑者の役に起用。
お笑い芸人、TKOの木下隆行。
彼を、なんと深津絵里 演じる主人公の彼氏役に起用している。
それぞれがきちんと役にハマっているから恐ろしい！
あとは、三谷作品でのパラレル出演、
前作、ザ・マジックアワーからは、
佐藤浩市が、売れない役者そのままの役で出演。
肩書きが“まだ売れていない役者”になっているのがニクい。
前々作の“THE 有頂天ホテル”からは、
篠原涼子が、コールガール役で登場。
こういうのも笑えるところ。
篠原涼子と市村正親は、夫婦そろってこの映画に出演している。
それから、深田恭子にまたもや やられてしまった。
前に、ヤッターマンのドロンジョ様を演じている深キョンにやられたが、
今回はファミレスのウェイトレス役で、序盤にほんのちょっとだけ登場。
これが、めちゃくちゃ可愛い！
同じシーンでは、深キョンと一緒に、
ヤッターマンでボヤッキーを演じていた、生瀬勝久も出る。
幽霊の見える深津絵里、見えない深田恭子、
落ち武者の幽霊役の西田敏行を挟んでの、深津絵里とのやりとりが笑える。
オチは生瀬勝久。
三谷ファンには、またも楽しめる映画だったし、
そうでないひとも、お腹を抱えて笑える映画。
実際、ほぼ満員だった劇場でも、みな大笑いしていた。
三谷作品は映画レビューなどで、
全力で批評している極端なレビュアーをよく見かけるが、
いちいち細かいことを考えず、純粋に楽しまなきゃもったいないと思う。
紅白は昔からドンチャン騒ぎみたいな演出がが好きなんだな。
長い映画でしたが、始めから終わりまでダレる所もなく、面白かったです。
フカキョンの前屈みしてのメニューの向き変え、もうええって！とツッコミましたが、やっぱり好きな人にはナイスなシーンだったのですね。
西田敏行、生瀬勝久とかはさすがの上手さですね。裸でなにが悪いの人は下手でした。中井貴一も今一つ演技っぽさが抜けないですね。
深津絵里は歌も抜群で、おとなしそうで落ち武者の真似をするとき大丈夫かな？って感じなのに腹の底からガッハッハとか笑ってるのが格好良かった(ノ^^)ノ
今回はさすがに映画館で吹き出しても全く構わない素晴らしい喜劇でした(*´∀`*)
観たんですね～最初から最後まで楽しかったですね。
12月は観たい映画がたくさん公開されるのに、もういっぺんコレを観たくなってしまいました。
「裸で何が悪い！」のひとは、あれでも彼所属グループ随一の演技派なんですよ。
映画“山のあなた～徳市の恋～”とか、TVドラマ“任侠ヘルパー”とかは評価が高いです。
中井貴一は、映画やドラマなどでは見た覚えがなく、
（ザ・マジックアワーでちょっとだけ出てましたけど）
ミキプルーンとDCカードでしか見たことがなかったので、気になりませんでした。
生瀬さんにはやられました。
あれだけで終わりではなく、またラストでかましてくれるし・・・。
あと、深キョンは、おっぱいでやられたわけではないです。
あの二人のやり取りがコミカルなシーンで、そこにだけに目が行かないですよ。
まあ・・確かに谷間は見ましたけれど・・・。