よろず戯言

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調整豆乳

2012-07-05 00:44:15 | グルメ

自分は豆乳という飲み物が大嫌いだった。

子供の頃、近所の友達が、美味しそうにチューチューしていたのを見て、

自分も飲みたくなって、買い物に付いていった際、お母んに頼んで買ってもらった。

 

買い物から帰ってきて、さっそく、飲み口を切って、チューチューしてみると・・・・。

「まっっず!!!!」

豆腐の汁か?

(平たく言うとそのとおりだが)

とてもじゃないが、飲みきることは不可能だった。

だが、お母んにねだって買ってもらったのに、残すわけにはいかない。

しょうがなく、お椀に開けて、醤油をかけて飲んだ・・・・。

液体冷や奴だった。

 

あれから時は流れ・・・。

豆乳を飲むことはなかった。

豆乳鍋やしゃぶしゃぶは食べたことがあるものの、

飲み物としては、敬遠していた。

 

だが、十年ほど前から、イソフラボンがどうのとか、大豆由来の商品がもてはやされている。

豆乳も脚光を浴びていて、色んなメーカーからスタイリッシュなパックになって、

色んなテイストの豆乳が販売されている。

しかし、子供の頃のあの液体冷や奴のトラウマで、

やはり豆乳に手を出すことはなかった。

 

数ヶ月前のある日、子ども二人と近所のスーパーで買い物をしていた。

飲み物売り場で、乳飲料を物色していると、

「あたしこれすき~!」と、娘が、豆乳を手に取った!

紙パックには、「調整豆乳」と書かれてあり、黄色のパッケージでバナナ味だった。

最近のものは子どもでも平気で飲めるくらい、飲みやすく“調整”されているのか?

試しに、何のフレーバーも加味されていない、スタンダードの緑色のものを購入して飲んでみた。 

 

01

紀文製造で、キッコーマンから販売されている。

キッコーマンっつうと醤油だが・・・。

  

・・・美味いじゃないか!?

豆腐の臭み・・・いや豆乳らしさがほとんど感じられない。

醤油も要らない!

なめらかで、ほんのり甘くて、実に飲みやすい。

すっかりこの調整豆乳が気に入って、新味を見つけるたびに購入するようになった。

 

02  

中央のフルーツ3種は、違和感もなく美味しい。

両端の抹茶とココアは飲む前に警戒したが、

なんのことはない、抹茶オレとミルクココア。

  

03

この類になると、危険なものもあると思ったが、

どれも意外なほどマッチして美味しかった。

 

この豆乳が美味しく飲めるのは、デキストリンや乳化剤などでなめらかにしたうえで、

フレーバーそれぞれに、香料などで風味付けしているからだろう。

昔の豆乳っていえば、豆腐製造過程の“にがり”を投入して固める前のものだった。

これが、“無調整”ってことなのか?

飲まずに放置していると、固まって豆腐ができていた。

 

で、あのトラウマだった昔の豆乳を味わってみたい・・・。

そう思って、探してみるが、もうあの手の豆乳は見かけなくなった。

豆腐屋さんにでも行けば、まだあるかもしれない。

 

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こんなのも見つけた。

カンロから発売された、“調整豆乳キャンディ”。

ほんのり甘く、あの味をよく再現していると思うのだが、

飴としては、甘さが足りなくってちょっと残念。

 

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キャンディの個包装も見事にパッケージを再現。

 

Photo

豆乳といえば大豆。

大豆といえば豆。

豆といえば・・・。

 

 

※当時の豆乳は、アイスクリームのパピコやおとぼけ君みたいな、

  ポリチューブに封入されていて、先端を切ってからチューチューと吸うような形状になっていた。 

 

 



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