武の釣り日誌

5歳でハゼを釣りを始めた少年が釣りに目覚めていく格闘の日々

報知グレ 2日目

2015-11-04 01:03:02 | Weblog

翌朝、ベスト6の皆さんは気合いがすごく入っています


見学もしたのですが、ここまで来たらちょっとだけ釣りしよう!ということで

1時間半ほど下河内さんと俺・浜本さんと桂さんというペアで釣りしました


行った先はタダナミの3番と4番です


とっても有名な場所でどんなところなんだろう~と思いながら準備に取り掛かります


足元に撒き餌を撒くとさっそくコッパグレが見えます


少し沖に仕掛けを入れるとさっそくアタリです!!

ですが、小さいのがサシエを引っ張っているだけのようで針掛かりしません・・・汗


下河内さんと上がったのですが、さっそく下河内さんは名技「遠投ズボ釣り」をされています


「遠投ズボ釣り」とは。。。

撒き餌をしっかりと足元に効かせた上で仕掛けを遠投し、

仕掛けをなじませ、かぶせるように撒き餌を撒く釣り方です

深いタナから喰いあげてきた大物に狙いを絞った釣り方です


さらに下河内さんは大きいサシエを駆使してコッパグレがサシエを触ったら

それを引っ張ってコッパグレの口元からサシエを放させ、

良型の口元に届けるといった技を駆使して釣っていくという技の持ち主です


撒き餌ワーク・撒く位置やタイミングや撒く量などが非常に上手で、

俺の目の前には波紋が出ないのに、下河内さんの目の前には絶えず波紋が出ています



こういったところで違いを感じます。同じことをしているつもり。。。


だけどやはり違いは海を見れば一目瞭然といった感じです


1時間半の釣りでしたが、大変勉強になりました


それからは決勝戦の観戦です


決勝リーグは「マサカバエ」と「十割」という磯で行われていました



「十割」という磯でしのぎを削っていたのはいつも仲のいい面白いクラブ釣闘会の3名です



「十割」という磯の名前の由来はどこにいつ投げても十割釣れるからだそうです

何とも個性的な名前ばかりで新鮮です



「十割」では小松選手を40gという超僅差で破った星選手が勝ち上がり、

「マサカバエ」では前日の感覚を上手に生かされた鰰澤選手が勝ち上がりです


決勝は鍋島という小さな島で行われました


解説は下河内さんです

例年より厳しいとされていた今大会をどう攻略されて勝ち上がってこられたのか


とても気になります。


前半は船着きに星選手が入り、海に向いて左側に鰰澤選手が入ってからのスタートです


星選手の丁寧でリズミカルで正確な撒き餌ワークがとても見ていて勉強になります


アタリがあれば早く合わせるべきか待つべきかといった判断力もすごく、

俺には見ていてまったくわかりませんでしたが、

下河内さんの解説があってようやく少しだけわかる感じがします


観戦用に持ち込んだジャガリコロングを半分ほど提供したので丁寧に解説してくださいます


前半は星選手が数・型ともにリードという展開

後半になり鰰澤選手から「追い上げるぞぉ~!」といった気迫を感じます


2回戦で試合をしていた時に思った鰰澤選手の釣りの特徴

ハリスが2ヒロほどと長く、ウキに爪楊枝をさした固定OR半誘導、、ウキが15gと大きい

撒き餌の外を釣っている・少し遅らせて合わせいるという特徴を感じられました


後ほど鰰澤選手にはなしをうかがったところ、

当日は風がやや強めということ・食いが渋いという判断の元

固定でウキの抵抗で風の影響を殺し、同時にウキの抵抗を魚に与えたほうがいいのか、

ウキの抵抗をやや和らげることのできる半誘導のほうがいいのか

というのをいろいろ試しながらされたそうです



後半は鰰澤選手が追い上げていきます

ポイントを扇状に展開しながら沖や手前も様子を見ながら釣られていました


一方、星選手は逃げ切りたいところですが。。。

後半開始早々に高切れするなどのアクシデントにも見舞われ苦戦を強いられます


それでも真剣に海に向かう姿はまさしく「勇姿」です


いつどういったチャンスが巡ってくるかわからないトーナメントにあきらめは禁物

磯釣りで重要視される潮の動き、これはとても気まぐれ

一日同じ流れの日もあれば、1日釣りをしていて一瞬しか動かないときもあります

その一瞬がチャンスなのであればそれを見逃しては釣れないときもあります

その一瞬を逃す・逃さないはその時に気を抜かずに釣りをしているかというのにかかっています


技術云々を抜きにしてそういった姿勢というのからまずはやり直さなければと思わされます


結局、決勝戦は後半潮位が上がってきて潮もよくなるタイミングでの後半追い上げ作戦

が功を奏し鰰澤選手が優勝です♪




優勝された鰰澤選手の強みは動じないメンタル面にあるように感じました


多くの人は大会中に緊張したり、釣られたら焦ったりしますが、鰰澤選手は堂々とされています


決して余裕のある局面と言えなくても堂々とされていると、余裕のように見えてしまうものです


技術面でもメンタル面・釣りへの姿勢いろいろなことを学ばせていただいた決勝戦でした



しかし!報知グレは優勝の上に名人位というのがあります


ゲームでいうところのラスボス?のような感じです

優勝された方のみが名人と試合をすることができます


現在7期名人をされている柳生名人へ鰰澤選手が挑戦です!!



場所は「立石バエ」です!


前日に7キロというすごい釣果がでた場所です!!


この大会でも圧倒的強さを誇っている柳生名人の釣りをまじまじと見れるのはうれしい限りです


お昼過ぎに名人戦が始まります



柳生名人は開始早々から25m~30m沖を狙われています

喰いが渋いらしくアタリがあってもなかなか針に乗らない様子・・・


それをいち早く見抜き遅合わせに切り替えます

この切り替えの早さはすごい決断力あってのことだと思います


2匹ほど釣って23センチほどのサイズだったのでポイントを大幅にずらします


これがよかったのか良いサイズが掛かります!!

30センチ後半のナイスサイズです!!

タモに納めて慎重に扱うサイズ!かと思いきや、グレが海面に出た!

と思いきやそのまま磯へずりあげます!!!


えっ!!!すごい!まるでキーパーギリギリのコッパグレを釣るかのように簡単に釣りました


すごい。。。とあっけにとられていたのですが柳生名人はいつも通りといった感じです。。。汗


普段からどんな釣りをしているのだろうか。。。とますます気になった場面でした

それからというもの淡々と両型グレを掛けていき、鰰澤選手を突き放します


とはいえ、勝ち上がってこられた鰰澤選手も簡単には負けるわけにはいきません!


俺と試合をしたとき同様に目立った大きい魚はいないものの平均サイズにばらつきのない

安定感のある釣りをされています



ここで横におられた下河内さんが「こういった状況では遠投ズボ釣りが結構いいんだよ!」

とおっしゃっています!!

確かに柳生名人は仕掛けをたてるようなイメージで釣られているし、

鰰澤選手は深めのウキ下の設定だし、このような状況ではいいのかも!

とまた一ついいものを得られました


2時間の熱いバトルは3匹目に釣った38センチの両型を頭にいいサイズばかりを仕留めた




柳生名人の快勝といった感じで、前人未到の通算8期の名人位を防衛されました


鰰澤選手はあと一歩といった感じでしたが、名人戦も堂々たる試合でした


上から見学させていただいて柳生名人の食わせの技や仕掛けの投入位置・

撒き餌ワーク・ポイントの展開などまるで異次元の釣りでまさしく別格だな。。。

と思わされるばかりでした・・・


まだまだ及ばぬレベルの高さ・大きな壁と感じる名手の方々とこういった機会で

釣りをさせていただき・見学もさせていただき、本当にいい刺激となっています


真似事からでもいいからちょっとずつでも学んで上達できればなと思います


最後の宮川さんの総評では下河内さんの得意とする遠投ズボ釣りのような釣りが今回の状況では望ましいように感じました
との一言もあり、練習の必要があると感じました


来年の報知グレの目標は2日目に残ることとしたいのですが、

まだまだ難しいようなのでさらなる練習でより一層現実味の増した目標となるように


日々精進したいと思います




優勝された鰰澤選手・名人位防衛された柳生さん


本当におめでとうございます!!



帰り道、パーキングでzebraの鰰澤さんと北条さんとみさきちゃんでパシャり★

試合が終われば皆仲良しです^_-☆
釣りはあくまで趣味、仲良く楽しくすればいいと思いますよ(*^^*)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿