okorare mamanoria
どたばたした感じのままママノリアのリハがやってきた。
セッティング開始。
まずマイクの位置を確認。
立ち位置を確認。
大賀ホールの音の跳ね返りに感動しながらギターのシールドを専用の口に差し込む。
PAさん「音出してみて」
俺「はーい」
PAさん「音出してみて」
俺「はーい」
PAさん「音出してみて」
俺、はーいとはいえなかった。
俺のシールドぶっ壊れてる・・・・。
慌てるスタッフ、冷や汗の俺。
何とかスタッフが、専用のシールドを持ってきてくれてそれを借りたら音が出た。
ほっとしたのもつかの間。
PAさん「山口君音出してみて」
山口健治「はーい、」
ブツ、ツー、ブツブツ、スーーーーー
PAさん「なんか接触悪いんじゃないの??」
山口健治はシールドを差したり引いたりして何とか音を出そうとしていた。
ブツブツ・・・シー、スー、チョロロン・・・・
やっぱり音が出ない。
会場の雰囲気は戦場で爆弾が落ちる一瞬前のような緊張感。
スタッフが近づく。
ギターを見た。
山口健治「ギターの電気ついてるんですよね~、ホラ赤く光ってるでしょ??
なんで音でないのかな~??」
スタッフ「・・・この赤いランプ、電池切れのサインっすよ」
一同「シーン・・・・・・・・」
この後我々に、現場監督から雷が落ちたのは言うまでもない。
今だから笑って話せるが、そのときはいっそのこと死んでしまおうかと思うくらいの緊張感で、まるで小学生の担任の先生に怒られるようにママノリアは叱られました。
何はともあれ我々ママノリアは本番でそこそこの演奏をし、審査員表は見事1位を獲得しました。総合では準グランプリになりましたが、
テレビでも見た人はいるかもしれませんが、有名プロデューサーからもお褒めの言葉を頂き、これからの音楽活動にかなりの自信につながっている今日この頃です。
そして我々は名刺代わりに12月末にインディーズ版でマキシシングルを発表し、その後いよいよ来年は全国での発売になります!!!
俺自身はこれから、歌を通じて本当の自分を探し、自分を見つめなおし、本当の涙、本当の美しさに出会うたびに出かけます。老人ホーム、病院、養護施設・・・。こういう環境で歌って自分が何を感じ取れるかを試してみたいのです。
当然、ライブハウス、路上の活動も続いていきます。
ママノリア滝沢毅個人での活動も増えていくとは思いますが、どうぞ皆様温かい目で見守っていただければと思います。
今日は新宿たかのやでライブしてきます。
12月23日には長野県安曇野のイルミネーションの中クリスマスライブを致します。もしよろしければ遊びに来てみてください。
みんなも俺もいつでも自分らしくいられますように・・・・。
ママノリア 滝沢毅