“ママノリア日記

ママノリアの独り言

スタートライン

2008年01月21日 | アリノママノリアの日々

MADAMADA

なぜ、ここまで一生懸命になってるんだろう。
 
車のフロントガラス越しの空を見ながら、考えていた。
 
ただの執着ならとっくに捨ててる、ただの夢なら水に流している。
遠回りばっかして、友と離れて、くたくたになって。

ぐるぐると駆け回る思考のてっぺんから、生まれるずっと前の記憶が四コママンガのように見えたり、とぎれたり。

「たいしたことねぇや、たいした男じゃねぇや・・・」

一人笑ってみると、抑えきれない衝動が湧き上がり右手でクラクションを何度も叩く。
暴走自動車の中の男、脇目でみる人。


頭にへばりついた、首を切られた、落ち武者。
人を切りつけて、その衝撃に体を震わす自分。
トノサマガエル。

幾人の人に裏切られて、春日の局にしがみ付く。

運ばれてくる御膳。
何人ものメカケ。
トノサマガエル。



我に返り、息をして仰げば。

雲ひとつない青空。

本当は優しい人たち。
愛すべき人たち。
自分を変えなきゃ、俺が変わんなきゃ・・・・。

 

やっぱりフロントガラスに太陽は照りつけていて。
やっぱり明日はまた来るもの。
生きてるうちに生まれ変わるんだ。

終わることない旅路。
まだスタートライン。