物心ついた、あのときから僕はいつも考えていた。
自分がここに存在する理由。
小学校低学年の時、先生に問いかけた。『この世界は現実か現実でないかわからない』
日常がまるで、眠りの中の夢のような感覚に耐えきれず先生に聞いたのだ。
先生の答えはさておいて。
今あのときの自分を客観的にみれば変わっている少年に思えて、ある意味興味深いのだか当時は周りとの調和に苦労した。
皆の楽しみについていけず、それでも精一杯に輪に入り、結局は中心的な立場になっていく。
孤独はいつもそこに在った。
解り合えないものを、胸の中にしまい込んだ。上部の楽しみに心から笑える人が羨ましくもあり、自分もそうあるべきと頑張れば頑張る程、渾身尽き果てた。
ようやくある程度の自由を感じたのは大学生になったころ。
大学から一時間程通わなければならない町に僕は住み着いた。
どうしてだろうか、その町を選んだ。
無理に人と付き合わないでもよくなった。
音楽を始めた。歌を創った。町で歌った。スカウトされた。
不思議だけど。
今、孤独ではない。なぜなら孤独は愛すべきものだと知ったからだ。
恋人が全てを癒すわけではないのだ。
『恋人』は二人の学びの教材である。
宇宙に心を傾けたなら、感じたなら、この世界は小さな、本当に小さな、宇宙の愛に支配された幻想のようなものだと気付く。
そして、なぜここに存在しているのかという疑問を問いかければ問いかける程人生を楽しみたくなり、一日も無駄にできないと感じていくのだ。
そして僕は今日もこの町で、風に吹かれながら、感じた断片を瞬時に射止めていく。それはやがて音となり、この世界に吹き荒れることでしょう。
宇宙の采配。
自分がここに存在する理由。
小学校低学年の時、先生に問いかけた。『この世界は現実か現実でないかわからない』
日常がまるで、眠りの中の夢のような感覚に耐えきれず先生に聞いたのだ。
先生の答えはさておいて。
今あのときの自分を客観的にみれば変わっている少年に思えて、ある意味興味深いのだか当時は周りとの調和に苦労した。
皆の楽しみについていけず、それでも精一杯に輪に入り、結局は中心的な立場になっていく。
孤独はいつもそこに在った。
解り合えないものを、胸の中にしまい込んだ。上部の楽しみに心から笑える人が羨ましくもあり、自分もそうあるべきと頑張れば頑張る程、渾身尽き果てた。
ようやくある程度の自由を感じたのは大学生になったころ。
大学から一時間程通わなければならない町に僕は住み着いた。
どうしてだろうか、その町を選んだ。
無理に人と付き合わないでもよくなった。
音楽を始めた。歌を創った。町で歌った。スカウトされた。
生きる糧をひとつみつけたんだ
宇宙の采配。
やがてその町を離れなければならない状況になる。
田舎へトンボがえり。
しかし、僕は必ずこの町へ帰ってくる、いや帰らなければならない、という漠然とした想いを全身に感じていた。
僕はこれからの人生のために出会わなければならない人がいたのだ。
三年後。
音楽事務所のマネージャーさんが勝手に家を探していた。
それもこの町。
沢山の街のなかで僕はやっぱりこの町に引っ張られてきたのだ。
宇宙の采配。
そして僕はついに出会うことになる。
そう、どうしてもこのタイミングで出会わなければならなかったのだ。
異性であるとか、同性であるとか、年齢であるとか、好きとか嫌いとか関係ないのだ。
まるで時空を越えて再会を懐かしむかのように。
今までの全てを許し、今までの全てを愛し、慈しみ、生きる意味を悟り、そして夢に向かう為にはこのタイミングで出会わなければならなかった。
僕が夢を手にした時ようやくこの町を離れるのだろう。
もうすぐなんだ、わかるんだ。
宇宙の采配。
やがてその町を離れなければならない状況になる。
田舎へトンボがえり。
しかし、僕は必ずこの町へ帰ってくる、いや帰らなければならない、という漠然とした想いを全身に感じていた。
僕はこれからの人生のために出会わなければならない人がいたのだ。
三年後。
音楽事務所のマネージャーさんが勝手に家を探していた。
それもこの町。
沢山の街のなかで僕はやっぱりこの町に引っ張られてきたのだ。
宇宙の采配。
そして僕はついに出会うことになる。
そう、どうしてもこのタイミングで出会わなければならなかったのだ。
異性であるとか、同性であるとか、年齢であるとか、好きとか嫌いとか関係ないのだ。
まるで時空を越えて再会を懐かしむかのように。
今までの全てを許し、今までの全てを愛し、慈しみ、生きる意味を悟り、そして夢に向かう為にはこのタイミングで出会わなければならなかった。
僕が夢を手にした時ようやくこの町を離れるのだろう。
もうすぐなんだ、わかるんだ。
不思議だけど。
今、孤独ではない。なぜなら孤独は愛すべきものだと知ったからだ。
恋人が全てを癒すわけではないのだ。
『恋人』は二人の学びの教材である。
宇宙に心を傾けたなら、感じたなら、この世界は小さな、本当に小さな、宇宙の愛に支配された幻想のようなものだと気付く。
そして、なぜここに存在しているのかという疑問を問いかければ問いかける程人生を楽しみたくなり、一日も無駄にできないと感じていくのだ。
そして僕は今日もこの町で、風に吹かれながら、感じた断片を瞬時に射止めていく。それはやがて音となり、この世界に吹き荒れることでしょう。
宇宙の采配。