拝啓 酒さん
もっと酔っ払っわして下さい
なんもかんも忘れて
そう、自分の存在さえ忘れて
もっと酔っ払っわして下さい
呑んで 呑んで 呑まれて 呑んで
呑んで 溺れてしまってもよい
全てを忘れさせて下さい
全てを忘れさせて下さい
どうしてですか
こんな夜
呑んでも呑んでもどれだけ呑んでも
今夜のお酒 私は酔えません
全てを忘れさせて下さい
全てを忘れさせて下さい
また 明日を生きようと命が叫ぶから
全てを忘れさせて下さい
全てを忘れさせて下さい
愛することの意味さえも
全て
全て
全てを忘れさせて下さい