写真は、雪景色(ゆきげしき)。手前(てまえ)の黄緑は、ふきのとう。「ふき」のつぼみで、水のおおい沢(さわ)や土手(どて)に、初春(しょしゅん)にみられます。
山鹿市にも雪がふりました。雪がつもったのをはじめて見る子もいるようです。雪を見たことがないひとに、雪がどんなものかを説明してみよう!
しろい、つめたい、やわらかい…。表現(ひょうげん)を広げます。どう表現したらいいか思いつかないときには、本や辞書や教科書をつかいましょう。
よが あけました。
あさの 光を あびて、
竹やぶの 竹の はっぱが、
「さむかったね。」
「うん、さむかったね。」
と、ささやいて います。
雪が まだ すこし のこって、
あたりは しんと して います。
どこかで、小さな こえが しました。
「よいしょ、よいしょ。おもたいな。」
竹やぶの そばの ふきのとうです。
雪の 下に あたまを 出して、
雪を どけようと、ふんばって
いる ところです。
「よいしょ、よいしょ。
そとが 見たいな。」
「ごめんね。」
と、雪が 言いました。
「わたしも、早く とけて
水に なり、とおくへ
いって あそびたいけど。」
と、上を 見上げます。
「竹やぶの かげに なって、
お日さまが あたらない。」
と ざんねんそうです。
工藤直子「ふきのとう」より
ここでは、早朝(そうちょう)の竹やぶにふった雪。風もなくさむいので生き物のけはいもない静かな雪です。雪はすこしのこっているので、天気はよさそうですね。生き物のけはいがないと言いましたが、ふきのとうが少し頭をのぞかせていました。しろい雪のなかに、黄緑色が対比(たいひ)されています。さむいながらも、雪の下では春の準備(じゅんび)がされています。
「つめたい、でもその下では春をそだてている」雪、という説明はどうでしょう。あなたならどんな説明をしますか?(塾長)
山鹿市にも雪がふりました。雪がつもったのをはじめて見る子もいるようです。雪を見たことがないひとに、雪がどんなものかを説明してみよう!
しろい、つめたい、やわらかい…。表現(ひょうげん)を広げます。どう表現したらいいか思いつかないときには、本や辞書や教科書をつかいましょう。
よが あけました。
あさの 光を あびて、
竹やぶの 竹の はっぱが、
「さむかったね。」
「うん、さむかったね。」
と、ささやいて います。
雪が まだ すこし のこって、
あたりは しんと して います。
どこかで、小さな こえが しました。
「よいしょ、よいしょ。おもたいな。」
竹やぶの そばの ふきのとうです。
雪の 下に あたまを 出して、
雪を どけようと、ふんばって
いる ところです。
「よいしょ、よいしょ。
そとが 見たいな。」
「ごめんね。」
と、雪が 言いました。
「わたしも、早く とけて
水に なり、とおくへ
いって あそびたいけど。」
と、上を 見上げます。
「竹やぶの かげに なって、
お日さまが あたらない。」
と ざんねんそうです。
工藤直子「ふきのとう」より
ここでは、早朝(そうちょう)の竹やぶにふった雪。風もなくさむいので生き物のけはいもない静かな雪です。雪はすこしのこっているので、天気はよさそうですね。生き物のけはいがないと言いましたが、ふきのとうが少し頭をのぞかせていました。しろい雪のなかに、黄緑色が対比(たいひ)されています。さむいながらも、雪の下では春の準備(じゅんび)がされています。
「つめたい、でもその下では春をそだてている」雪、という説明はどうでしょう。あなたならどんな説明をしますか?(塾長)