「再読文字のおさらい」の続き。句法の確認→読み下し文を音読→漢文でたどる。「宜しく」状況を思ふべし、です。
なお漢文は通常縦書きですが、当記事では横書きにしています。
[読み]まさに~(と)す;将(將)~
[意味]いまにも~しそうだ
景公(けいこう)馬有り。其(そ)の圉人(ぎょじん)之(これ)を殺す。公怒り戈(ほこ)を援(と)りて、将に自(みずか)ら之を撃(う)たんとす。
※公;目上への敬称、圉人;飼育係、戈;武器、撃つ;殺す
景 公 有 馬、
其 圉 人 殺 之。
公 怒 援 戈、
将 自 撃 之。
[読み]まさに~(と)す;且~
[意味]これから~しようとする
晩(おそ)く之を救(すく)はば、韓(かん)且に折(お)れて魏(ぎ)に入らんとす。早く之を救ふに如(し)かず。
※折れる;屈服する、入る;降伏する、於;動作の行なわれる場所だが読まない、如かず;及ばない
晩 救 之、
韓 且 折 而 入 於 魏。
不 如 早 救 之。
[読み]よろしく~すべし;宜~
[意味]~するのがよい(適当だ)
少壮(しょうそう)の者は、宜しく時に及んで勉強し、以(もっ)て大業を成(な)すべし。
※少壮;年若い、以て;それによって、大業;立派な仕事
少 壮 者、
宜 及 時 勉 強、
以 成 大 業。
[読み]なほ~ごとし;猶~
[意味]ちょうど~ようだ
猶ほ木に縁(よ)りて魚(うお)を求むるがごとし。
※縁る;ある場所、ごとし;ようだ
猶 縁 木 而 求 魚。
[読み]すべからく~すべし;須~
[意味]かならず~する必要がある
今日君(きみ)を送る、須らく醉(よ)ひを盡(つく)くすべし。
※送る;送り出す、醉ひを盡くす;思いきり酔う
今 日 送 君、
須 盡 醉。
使役・抑揚・受身・反語・疑問の句法は「須らく」おさらいすべし!(塾長)
なお漢文は通常縦書きですが、当記事では横書きにしています。
[読み]まさに~(と)す;将(將)~
[意味]いまにも~しそうだ
景公(けいこう)馬有り。其(そ)の圉人(ぎょじん)之(これ)を殺す。公怒り戈(ほこ)を援(と)りて、将に自(みずか)ら之を撃(う)たんとす。
※公;目上への敬称、圉人;飼育係、戈;武器、撃つ;殺す
景 公 有 馬、
其 圉 人 殺 之。
公 怒 援 戈、
将 自 撃 之。
[読み]まさに~(と)す;且~
[意味]これから~しようとする
晩(おそ)く之を救(すく)はば、韓(かん)且に折(お)れて魏(ぎ)に入らんとす。早く之を救ふに如(し)かず。
※折れる;屈服する、入る;降伏する、於;動作の行なわれる場所だが読まない、如かず;及ばない
晩 救 之、
韓 且 折 而 入 於 魏。
不 如 早 救 之。
[読み]よろしく~すべし;宜~
[意味]~するのがよい(適当だ)
少壮(しょうそう)の者は、宜しく時に及んで勉強し、以(もっ)て大業を成(な)すべし。
※少壮;年若い、以て;それによって、大業;立派な仕事
少 壮 者、
宜 及 時 勉 強、
以 成 大 業。
[読み]なほ~ごとし;猶~
[意味]ちょうど~ようだ
猶ほ木に縁(よ)りて魚(うお)を求むるがごとし。
※縁る;ある場所、ごとし;ようだ
猶 縁 木 而 求 魚。
[読み]すべからく~すべし;須~
[意味]かならず~する必要がある
今日君(きみ)を送る、須らく醉(よ)ひを盡(つく)くすべし。
※送る;送り出す、醉ひを盡くす;思いきり酔う
今 日 送 君、
須 盡 醉。
使役・抑揚・受身・反語・疑問の句法は「須らく」おさらいすべし!(塾長)