わたくし一つ入ると一つ抜けます
三つ覚えたとして予想外のことが入り込むと一つ抜けていきます
アタマのなかで同時に処理をすることは止め、復唱指折りとメモ付箋(ふせん)を使って、それらを見ながら一つずつ片付けていきます。それでなんとかなってます。と思います
携帯を持つようになってメモ機能も使うようになりました。必ず持って出るので小まめに確認ができます。携帯メモは切り貼り変更削除が簡単ですし、予定も自分のパソコンや他のひとへメールですぐ送れます。ウェブ上のクラウドへ保存をすれば故障や火事のときも安心
ときどきパニックを起こします。店頭や病院で対面で確認をするとき、確認のためでしょうが、こちらの復唱のあいだに割り込まれると最初から復唱し直しです。復唱終わってないしメモもまだできてない。記憶に移れない
忘れるッ!
「待てよいま割り込むな!」、内心悲鳴を上げてます。「自分は言いましたよ責任ありませんよ、かよッ!」、目の前の相手に軽い〇意すら覚えます
「復唱終わるまでクチを挟まず待ってくれたら嬉しいね」
最近すらっと言えるようになりました。相手も確認漏れがないよう必死なのかも知れないし。以前はこれができなくて途中から上(うわ)の空でしたよ。よくいるでしょ、そういう子。あれ悲鳴を上げてるんだと思います
ちょっと俺助けてよ。できることあればやるからさ
記憶が苦手な子が一定数います。記憶は知能とは別ですから、表面上他の子と変わらないように見えます。記憶も、記憶総量であったり処理速度であったり短期記憶であったり記憶情報の種類だったり暗記スキルであったり、一口には言えません。有名な学者でも名前や数字が覚えられないというようなケースはよくあるそうです。もしかしたら、店員さんも苦手だから急いでクチ挟んできたのかも知れないな。ひとつひとつは簡単な記憶でもすべてが満遍なくできているのは少数派なんじゃないかしらとわたしは疑いを持っています。ただの疑念ですが
ひとまず原因は置いておきましょう。解決策に目を向けます
量的にがんばって覚えさせるのは、無駄ではありませんが、期待するほど効果が現(あらわ)れません。ただし初歩は大いに効果があります。だからまずノートに書かせるなど一般的ながんばりをさせ、伸び悩んだら別の方法も試してみましょう
一般的ながんばりとはここでは、ゆっくり大きな声で読み上げること・特に語尾をゆっくりはっきり発音させること(先回りしないで待つ)・指や鉛筆などでなぞってまたは紙や定規をあてて文を読むこと・訊(き)かれた問いにまず答えること・指示や約束はその場で復唱すること・メモやノートに書き出すこと・たとえばお手本を間違わずに写すこと授業で黒板を写すこと例題を見ながら解くこと図や表や略号を使い工夫をマネて書くこと公式など繰り返し書くこと(理解は書いた後でいい)…情報の入口を明確に整理をする、記憶をサポートするスキル(技能)です
応用も容易です。たとえば語尾をゆっくりはっきり発音するだけで、聞きとってもらえず聞き返されることがグッと減ります。面接や質問で試してみましょう
これらはいずれも効果が早く現れますから多くの職業研修で取り入れられています。ほら、食堂で注文は伝票に書いていきますよね、工場や現場で復唱させられますよね。だれでも確実に身に付けられる手法なのです。お家でもできます。ゆっくり確実に一つずつ身に付けていきましょうか。すぐにできなくても待ちましょう。だれにでもできると言いましたが、すぐできるわけじゃありませんよ。当人がやっている限り「待つ」のが指導側の 仕事です。できることを増やすには続けることが最優先です。続けさえすれば時間はかかっても必ず芽が出ます
特別なスキルではありません。こんな簡単なことをいまさら、かも知れません。ですが多くの企業の研修で大恥をかく新人は過半数を超えます。相手が察してくれる日常会話で問題はなくとも、ビジネスでは通用しなかった。大人はみな失敗を忘れて初めからできていた風な顔をしていますが、できていないのが「当たり前」なのです。放っておいてできるものじゃない。逆に言えば、トレーニングをして身に付ければそれだけで他のひとより有利だということです
記憶力を伸ばそう!|復唱(ふくしょう)しましょう
上手くいかないときは別の手法も試してみましょう。あなたが上手くできた方法に固執して、子どもに「おまえはできないヤツだ」との間違ったメッセージを送ってしまうことだけは×です。別の方法で上手くいく可能性すら潰しかねません
それから、
感覚記憶(1-2秒)→短期記憶(20秒)→リハーサル→長期記憶
記憶には一連の流れがあります。その流れに沿って記憶をすればスムーズに覚えることができるはず。それぞれの段階に応じた記憶法が存在します。ですから、ひとつの方法に固執せず試してみるべきです
具体的には…まあ前述のスキルをまず試してみてください。やってみたら、できてはいなくても、相談をお受けします。やったあとなら記憶のどこに引っかかりがあるのか推測できますから、より具体的な解決策も提案できます
やってみたことはメモしておいてくださいね。早く結果が出せますよ。お待ちしてます(藤田)
わたしは予定を記憶することが特に苦手です。やっ"た"ことは体感してますからまず忘れません。復唱や指折りとメモや付箋を使うと体感ができますから記憶に残りやすくできます。ヒトは「つもり」じゃ結果まで出せません。それから、苦手をカバーしてくれる手はなにかしら必ず存在すると思ってます
記憶力を伸ばそう!|全体→そして部分へ
記憶力を伸ばそう!|書いて見て、それから考える
記憶力を伸ばそう!|番号をつける
記憶(きおく)は、どこで決まる?(1)|感覚記憶と短期記憶
三つ覚えたとして予想外のことが入り込むと一つ抜けていきます
アタマのなかで同時に処理をすることは止め、復唱指折りとメモ付箋(ふせん)を使って、それらを見ながら一つずつ片付けていきます。それでなんとかなってます。と思います
携帯を持つようになってメモ機能も使うようになりました。必ず持って出るので小まめに確認ができます。携帯メモは切り貼り変更削除が簡単ですし、予定も自分のパソコンや他のひとへメールですぐ送れます。ウェブ上のクラウドへ保存をすれば故障や火事のときも安心
ときどきパニックを起こします。店頭や病院で対面で確認をするとき、確認のためでしょうが、こちらの復唱のあいだに割り込まれると最初から復唱し直しです。復唱終わってないしメモもまだできてない。記憶に移れない
忘れるッ!
「待てよいま割り込むな!」、内心悲鳴を上げてます。「自分は言いましたよ責任ありませんよ、かよッ!」、目の前の相手に軽い〇意すら覚えます
「復唱終わるまでクチを挟まず待ってくれたら嬉しいね」
最近すらっと言えるようになりました。相手も確認漏れがないよう必死なのかも知れないし。以前はこれができなくて途中から上(うわ)の空でしたよ。よくいるでしょ、そういう子。あれ悲鳴を上げてるんだと思います
ちょっと俺助けてよ。できることあればやるからさ
記憶が苦手な子が一定数います。記憶は知能とは別ですから、表面上他の子と変わらないように見えます。記憶も、記憶総量であったり処理速度であったり短期記憶であったり記憶情報の種類だったり暗記スキルであったり、一口には言えません。有名な学者でも名前や数字が覚えられないというようなケースはよくあるそうです。もしかしたら、店員さんも苦手だから急いでクチ挟んできたのかも知れないな。ひとつひとつは簡単な記憶でもすべてが満遍なくできているのは少数派なんじゃないかしらとわたしは疑いを持っています。ただの疑念ですが
ひとまず原因は置いておきましょう。解決策に目を向けます
量的にがんばって覚えさせるのは、無駄ではありませんが、期待するほど効果が現(あらわ)れません。ただし初歩は大いに効果があります。だからまずノートに書かせるなど一般的ながんばりをさせ、伸び悩んだら別の方法も試してみましょう
一般的ながんばりとはここでは、ゆっくり大きな声で読み上げること・特に語尾をゆっくりはっきり発音させること(先回りしないで待つ)・指や鉛筆などでなぞってまたは紙や定規をあてて文を読むこと・訊(き)かれた問いにまず答えること・指示や約束はその場で復唱すること・メモやノートに書き出すこと・たとえばお手本を間違わずに写すこと授業で黒板を写すこと例題を見ながら解くこと図や表や略号を使い工夫をマネて書くこと公式など繰り返し書くこと(理解は書いた後でいい)…情報の入口を明確に整理をする、記憶をサポートするスキル(技能)です
応用も容易です。たとえば語尾をゆっくりはっきり発音するだけで、聞きとってもらえず聞き返されることがグッと減ります。面接や質問で試してみましょう
これらはいずれも効果が早く現れますから多くの職業研修で取り入れられています。ほら、食堂で注文は伝票に書いていきますよね、工場や現場で復唱させられますよね。だれでも確実に身に付けられる手法なのです。お家でもできます。ゆっくり確実に一つずつ身に付けていきましょうか。すぐにできなくても待ちましょう。だれにでもできると言いましたが、すぐできるわけじゃありませんよ。当人がやっている限り「待つ」のが指導側の 仕事です。できることを増やすには続けることが最優先です。続けさえすれば時間はかかっても必ず芽が出ます
特別なスキルではありません。こんな簡単なことをいまさら、かも知れません。ですが多くの企業の研修で大恥をかく新人は過半数を超えます。相手が察してくれる日常会話で問題はなくとも、ビジネスでは通用しなかった。大人はみな失敗を忘れて初めからできていた風な顔をしていますが、できていないのが「当たり前」なのです。放っておいてできるものじゃない。逆に言えば、トレーニングをして身に付ければそれだけで他のひとより有利だということです
記憶力を伸ばそう!|復唱(ふくしょう)しましょう
上手くいかないときは別の手法も試してみましょう。あなたが上手くできた方法に固執して、子どもに「おまえはできないヤツだ」との間違ったメッセージを送ってしまうことだけは×です。別の方法で上手くいく可能性すら潰しかねません
それから、
感覚記憶(1-2秒)→短期記憶(20秒)→リハーサル→長期記憶
記憶には一連の流れがあります。その流れに沿って記憶をすればスムーズに覚えることができるはず。それぞれの段階に応じた記憶法が存在します。ですから、ひとつの方法に固執せず試してみるべきです
具体的には…まあ前述のスキルをまず試してみてください。やってみたら、できてはいなくても、相談をお受けします。やったあとなら記憶のどこに引っかかりがあるのか推測できますから、より具体的な解決策も提案できます
やってみたことはメモしておいてくださいね。早く結果が出せますよ。お待ちしてます(藤田)
わたしは予定を記憶することが特に苦手です。やっ"た"ことは体感してますからまず忘れません。復唱や指折りとメモや付箋を使うと体感ができますから記憶に残りやすくできます。ヒトは「つもり」じゃ結果まで出せません。それから、苦手をカバーしてくれる手はなにかしら必ず存在すると思ってます
記憶力を伸ばそう!|全体→そして部分へ
記憶力を伸ばそう!|書いて見て、それから考える
記憶力を伸ばそう!|番号をつける
記憶(きおく)は、どこで決まる?(1)|感覚記憶と短期記憶