べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

「部活から帰ったら、宿題もせずに寝てしまいます」

2011年05月06日 | 保護者からご相談
「部活から帰ったら、宿題もせずに寝てしまいます」

 中体連や新人戦を控えた、この時期の中高生に多い相談です。受験と部活の両立に疲れしょぼしょぼしていた中学3年生へは、こうアドバイスをしました。

>時間や分量は増やさず、効果があがる工夫をしまっしょい。

「夜遅くより、朝やるほうがいい場合があるよ」

「10分-15分ぐらいに区切って、時間をはかるとはかどるよ」

「自分でやることは大切。でもすべて一人でやれと言われてるわけじゃないよ」

部活と勉強、両立は大変だ|最近しょぼしょぼしてない?

 これで乗り切れるかは、生徒自身これまでの"経験"にもよります。定期試験をはじめて経験する中学1年生は、すぐに効果があがるかはわからない。

 まず試しましょう。定期試験は育成のための試験です、結果も大切ですが、工夫を試し失敗と成功の経験を積みながら、生涯学んでいける"方法を身につけること"がもっと大切です。

選抜のための試験、育成のための試験|中学準備!個性は試験ではかれるか


 試して失敗することも"経験"です。失敗をどう工夫して乗り越えたかが、社会に出た時のチカラになります。工夫も試行錯誤もなしにワークを埋め試験を受けるだけでは、経験になりません。


 おうちでもできる、初めての定期試験を乗り切る工夫を提案します。

 やりたくないときは、"まず手をつける"こと。

 疲れていても、毎日5分だけ学校ワークをやりましょう。半ページか大問ひとつぐらい終わります。ワークは、一度目は赤で丸つけして答えは写さない。解説や答えをみてもいいが、自分でやり直しをして青で丸をつける。これだけです。これならできる。

 中学では、宿題は"出されてから"取りかかるものではありません。学校からとくに指示がなければ、ワークを先に進めてかまいません。「5分だけ」「半ページだけ」「一問だけ」。少しずつ先に進めておけば、宿題なんかいつのまにか終わっています。

 ためてやるからきついんですよ。やりたくないときは、"まずは手をつける"こと。疲れていても、「毎日5分だけ」学校ワークをやりましょう。


「自分でやることは大切。でもすべて一人でやれと言われてるわけじゃないよ」
 
 試験勉強では、やり直しや書いて覚えることが欠かせません。そのため、一度目は赤丸。答えの丸写しはしない。自分でやり直しをして青丸です。

 もしかして、全部赤丸になってませんか?試験直前に、どこを見直しすればいいのでしょう。どこを質問するのでしょうか。青丸つけてますね。それを、学校や塾で質問するんです。

 質問が「ない」と言うひとは、勉強も仕事もこれからずっと小学生のままです。自分でできること以上の伸びがないから。そうじゃない、中学からは違うんです。


 中学が「いちねんせい」からまた始まるのはなぜ?

 赤と青で丸を使い分けるのは、試験直前に青丸のところだけもう一度解くためです。答えをみてやりなおしは、そのままでは試験では解けません。やり直しもせず一度解いただけでテストでも得点できるのは、かんたんだった小学生までの話です。

 小学校の"やり方"はもう卒業です。そこに気づいたひとから、やっとほんとうの中学生活が始まります。

 中学「いちねんせい」として生まれかわってください。ひとつずつでいいですから。失敗してもかまいませんから。(塾長)


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成績を確実に下げる方法教えます|中学準備!夜ふかしはなぜだめなのか(1)


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