べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

高校入試の数学を小学生と(3)|ヒトのもつチカラ、「書く」チカラ

2010年03月14日 | 算数・数学
 熊本県の公立高校入試から算数クイズ!算数クイズで、ドリルだけでは身につかない、計算の決まりをまなびます。問題とヒントはこちら。解答の前に、確認しておいで。

 「読んで」わかりそうにないなあ

 カンで考えている"つもり"の低学年ならね。高学年なら「書いて」たしかめチカラがある。まずはノートに写すんだ!

 まず、ノート。写しながらまたは写したあとで理解するのが、勉強です。小学高学年も終わり中学生、ほんとうに「考える」勉強が始まります。


[解答]

(1)1/2 + 1/5 ★

 「1/2」は2分の1、「1/5」は5分の1。小学算数「分数のたし算」。

 分数は、2÷7=2/7(7分の2)のように「わり算」です。上を「分子」(ぶんし)、下を「分母」(ぶんぼ)とよびます。

たとえば…
2/7=2÷7(2を七つに分けた数)
3/7=3÷7(3を七つに分けた数)
どちらも七つに分けた数なので、このままたせます。

2/7(1/7の二個分)
3/7(1/7の三個分)
2/7 + 3/7
= (2+3)/7 = 5/7(1/7が五個分)

1/2=1÷2(1を二つに分けた数)
1/5=1÷5(1を五つに分けた数)
分けた数(分母)がちがうと、そのままではたせません。

(分子)×○/(分母)×○
=(分子)×□/(分母)×□

 分子と分母におなじ数をかけて、おなじ分数が作れます。

1/2=2/4=3/6=4/8=5/10=6/12=…

まず、分母の「2と5」をそろえます.(通分・つうぶん)
ここでは分母を「10」にします。(2×5=10)

 分母の2を10にするため 2×5、分子にも ×5
1/2=1×5/2×5
分母の5を10にするため 5×2、分子にも ×2
1/5=1×2/5×2

 1/2 + 1/5
=1×5/2×5 + 1×2/5×2
=5/10 + 2/10
=(5+2)/10
=7/10(10分の7)

(1)の答え;7/10


(2)( 4 - 7 )×9 ★★

 「負の数」(ふのすう・マイナスの数)の計算ですが、小学校の「ひき算」と「かけ算」で考えてください。

 数(かず)は、写真のような「数直線」(すうちょくせん)でたしかめます。

「たし算」はふえること→数直線では右へ進むこと
「ひき算」はへること→数直線では左へ進むこと

2+3=(+2)+(+3)=+5(「+2」のメモリから右へ3進んだから)
2-3=(+2)-(+3)=-1(「+2」のメモリから左へ3進んだから)

4-7=(+4)-(+7)=-3(「+4」のメモリから左へ7進んだから)

「かけ算」は、おなじ数をいくつも合計するときに使います
8人の列(れつ)が5列 → 8人×5列=40人
50円の消しゴム12個 → 50円×12個=600円
1時間に60kmの速さで3時間 → 60km/時×3時間=180km

「+8」が5個 → 8×5=+8×5=+40
「-8」を5個 → (-8)×5=-40

「-3」を9個 → (-3)×9=-27(マイナス27)

(2)の答え;-27


 ほかの動物にはない、ヒトだけが持つチカラ。それが、"かくチカラ"です。文字に書いたり図に描くことで、ヒトは賢くなり社会をつくり大きなチカラを持つことができます。病気になったり災害に見舞われたり、それでもヒトが安心安全に生きていけるのはそのおかげなんです。

 書くことは、あなたが"ヒトの社会の一員として"生きていくために欠かせないことなのです。(塾長)


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