べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

地球のはちまき(2)|半径がわからなくても答えが出せる

2010年08月21日 | 算数・数学
 続きです。答えはおなじだ!なぜだろう?

[問題3]
半径が1万mの円があります。この円の半径を4mのばすと、円周は何m増えますか。ただし、円周率を3とします。

 これは、二つの式を一つにしてみるとわかります

[解答]
(4mのばした円周)-(もとの円の円周)
=(1万+4)×2×3 - 1万×2×3
= 1万×6 + 4×6 - 1万×6
= 6万 + 24 - 6万
= 24 答え;24m

 
 ではこの考え方を使い、中学数学の問題を解いてみましょう

[問題4]
半径がわからない円があります。この円の半径を4mのばすと、円周は何m増えますか。ただし、円周率を3とします。

[解答]
半径はわからないので、半径をr(アール)とします。□やx(エックス)を使ってもかまいません。

(もとの円の円周)= r×2×3 = r×6
(4mのばした円周)=(r+4)×2×3
= r×6 + 4×6
= r×6 + 24

(4mのばした円周)ー(もとの円の円周)
=(r+4)×2×3 - r×2×3
= r×6 + 4×6 - r×6
= 24 答え;24m

 できた?途中の式は、そっくりマネて書き写してください。半径が数字でわからなくても、文字と計算の「考え方」で答えが出せます。数学では、答えよりこういった「考え方」のほうが大切です。応用がきくからです。

 次回、地球にロープを巻きます。(塾長)


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